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JVC DLA-X7でのRadeon HD6870によるAMD HD3D
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HAL

hardware review of home theater and self-made devices

JVC DLA-X7でのRadeon HD6870によるAMD HD3D


   

3D-HTPC setting with JVC DLA-X7
(3D-HTPC part11)

   
    x7_logo    
    Summary    
    I have tried to set blu-ray 3D-HTPC for DLA-X7. AMD HD3D of Radeon HD6870 and NVIDIA 3DTV play of Geforce GTX460 was selected and tuned for blu-ray 3D. Only Radeon HD6870 was available for plyaback of blu-ray 3D, though it has problems for HD audio bitstreaming.    
    Key features    
   

1. Radeon HD6870 is capable for blu-ray 3D playback over HDMI 1.4@1080p24Hz.
2. HD audio bitstreaming in AMD HD3D is not capable probably due to driver issue.
3. Geforce GTX460(driver260.99) recognized DLA-X7 as 2880×1080 display and failed 3D. 
4. PowerDVD10(build2325) works fine as blu-ray 3D player with Radeon HD6870.
5. JVC DLA-X7 showed outstanding 2D and best 3D quality.

   
    Related articles    
   

#1 JVC DLA-X-7/X3 prototype preview
#2 Front projection of Blu-ray 3D movies by Acer H5360 with GTX460 and PowerDVD(3D-HTPC part8)
## AV system summary of Monolith Theater (in English)
### 3D projectors

   

JVC DLA-X7でのRadeon HD6870による

AMD HD3D

 

INDEX

1.はじめに
2.AV and PC setup

2-1. 旧来のHDMI1.3AVシステムでのHD3D
2-2. HD audio pass throughに対応していないCatalyst10.12
2-3. AMD HD3Dは本来HDMI1.4対応のAVシステムが必要
       (2011.01.06追記:HD6850,DENON AVR-A100,DLA-X3での設定例) 
2-4. NVIDIA GTX460の場合
2-5. NVIDIA GTX460ではDLA-X7を 2880 x 1080 display と認識

3.PC環境
4.Radeon HD6870 (HD3D)の設定
5.PowerDVDの3D設定とDLA-X7の表示
6. 3Dプロジェクター品質比較(2010.12.30追記)

7.最後に

8.3D関連記事
9.Appendix:Polarised passive 3Dの可能性(Part2)

9-1.AMD
9-2.NVIDIA
9-3.Optoma 3D-XL
9-4.ViewSonic VP3D1(2011.01.07追記)
9-5.PowerDVDがRealDに対応(2011.01.07追記)
        RealD ホームシアター
9-6.Lumagen Radiance Mini-3D(2011.01.10追記)
9-7.Dual Projector 3D at Home(2011.02.23追記)

 

  

1. はじめに

新たに登場したブルーレイ3Dが再生可能なプロジェクターJVC DLA-X7を試用する機会に恵まれました。現在がDLA-HD750である事もあり、発売前から気になっていたプロジェクターの一つです。既にメーカー主催の視聴会にも参加し、その画質の良さは確認済みです。JVC DLA-X7/X3プレビュー http://monolith-theater.net/hal/?p=10421 今回はその量産デモ機を実際に200インチStewartサウンドスクリーンで動作させてみました。Pioneer BDP-LX91で2Dブルーレイを3時間ほど鑑賞しましたが、明るく高精細で発色の良い2D性能はDLA-HD750をはるかに凌駕しています。

x7038

市販のブルーレイ3Dプレーヤーは持ち合わせていないので、3Dソースデバイスとして自作HTPCを使ってみました。最近、VGAの世界でもNVIDIAに加えAMD Radeonも3D対応を果たし賑やかになってきました。HDMI1.4に対応する手段としてNVIDIAは3DTV Play, AMDはOpen stereo 3Dから発展したHD3Dを発表しています。それぞれNVIDIAはGTX460, RadeonはHD6870が最初のHDMI1.4対応機です。いまだ検証報告も少なく、例によってドライバーの不備も見られる状況ですが、DLA-X7という絶好の3D表示装置を使える状況なので、これらのVGAの3D動作を検証してみました。調べた限り、海外でもこのプロジェクターに関するHTPC、特にVGAの設定に言及した報告は多くありません。

検証実時間6時間と駆け足かつトラブルシュートの連続で困難を極めましたが、安定動作で1時間ほどHTPCによるブルーレイ3Dを楽しめました。 以下ではその設定を中心に記載してみます。

 

2. AV and PC setup

dlax7htpc0033
Stereoscopic blu-ray 3D  by HD6870 over HDMI1.4(AMD HD3D Technology) to DLA-X7
and audio bitstreaming by HD5870 over HDMI1.3 to DHC80.1
3D映像はHD6870のHDMI1.4, HD3Dを、 音声系はHD5870のHDMI1.3を使ったHTPCシステム
JBL ScreenArray Systemの詳細はAV System Summary: http://monolith-theater.net/hal/?page_id=2


2-1. 旧来のHDMI1.3AVシステムでのHD3D

HDMI1.3のAVアンプは3D映像を受け付けません。従って映像は別経路でプロジェクターへ直接出力する事になります。HD6870からDLA-X7へのHDMI1.4による直接出力でフレームシーケンシャル3Dが可能です。

またRadeonではHDMI outputは1系統しかなく、映像でそれを使ってしまうので、HD音声も同時にビットストリーム出力するためには別のサウンドデバイス、すなわちオンボードのサウンドデバイスか別途サウンドカードが必要です。Auzentech X-Fi HomeTheater HDを試してみましたがこれは動作しませんでした。従ってここではやむなく手持ちのHD5870を使用してビットストリーム出力しています。変則的ですが、拡張デスクトップでHD5870をサウンドカードの代わりとして使用しています。もちろんこの拡張デスクトップは映像も出力できるので、例えばプライマリモニターの3D動作状況をセカンダリモニター上のタスクマネージャで確認するするといった事も可能です。

●Auzen X-Fi HomeTheater HD: http://monolith-theater.net/hal/?p=2862
●Radeon HD5870のロスレス音声HDMIビットストリーム出力: http://monolith-theater.net/hal/?p=3588 

2-2. HD audio pass throughに対応していないCatalyst10.12

Driverは最新の3D技術が盛り込まれたCatalyst10.12を使用してみましたが、HD audioのpass throughに対応していないようです。サウンドのプロパティーではDTS-HDなどが表示されますが、実際はCoreのみ(DTS-HDの場合DTS)の出力になります。この問題は既に確認されていて、早い時期に修正されそうです。

2-3. AMD HD3Dは本来HDMI1.4対応のAVシステムが必要

 

dlax7htpc0024
Ideal AMD HD3D method for blu-ray3D playback

AMD HD3Dでは本来3D映像と音声のビットストリームを1つのHDMIから出力します。これはHDMI1.4でのみ実現できます。HDMI1.4のAVアンプを持ち合わせていないので確認していませんが、上図のような設定で可能なはずです。

●AMD HD3D Technology:  http://www.amd.com/us/products/technologies/amd-hd3d/Pages/hd3d.aspx
●AMD HD3Dのハードウエア適合表: http://www.amd.com/us/products/technologies/amd-hd3d/Pages/supported-hardware.aspx

(2011.01.06追記) DLA-X3でHDMI1.4a準拠のAVアンプ DENON AVR-A100を使用した「あぽ」さんのケースがコメントに寄せられました。HD6850(Catalystは10.10e)でブルーレイ3Dが可能との事です。ただしDENONがEDID問題を抱えていて、infファイルを書き換えなければいけないようです。

 

2-4. NVIDIA GTX460の場合

dlax7htpc04
GTX460 don’t recognize DLA-X7

RadeonではHD6870でDLA-X7との3Dシステムが動作する事が判明しましたが、更にNVIDIAのHDMI1.4対応の3DTV Playも試してみました。Radeonと考え方は同じですが、HDMIデバイスを1つのカードに4つも実装しています。 うまくいけばHDMI1.3のAVシステムでも,拡張デスクトップを利用すれば1つのVGAで3D映像(HDMI1.4)とHD audio pass through(HDMI1.3)が行えるはずです。

●NVIDIA 3DTV Play: http://www.nvidia.com/object/3dtv-play.html
●NVIDIA 3DTV Playのハードウエア適合表:http://www.nvidia.com/object/3dtv-play-requirements.html 

2-5. NVIDIA GTX460ではDLA-X7を 2880 x 1080 display と認識

しかし実際はなぜかDLA-X7を実際とは違う解像度の表示装置と認識し、同期しません。通常の2D表示もできません。これでは如何なる設定も不可能です。この現象は海外でも既に指摘されています。Geforce driver 260.99の問題と思われますが、X7側の問題との指摘もあります。もちろんNVIDIAにすればDLA-X7は公式認証モニターではありません。しかしこれも早い時期に改善されるはずです。

 

3. PC環境

  ハードウエア仕様一覧
  OS
Windows 7 Ultimate x64
  MB
ASUS MAXIMUM3 EXTREME (P55)
  CPU
Corei7 870
  IDE/SSD
Intel SSDSA2M0G2GC 80GBx2 (ICH10R RAID0)
  Memory
memory: UMAX DDR3-1333(PC3-10600)2GBx4
  PSU
Super Flower SF-1000R14HE (!!)
  Blu-ray Drive
Pioneer BDR-S05J (firmware 1.08→1.09)
  CPU cooler
Prolima Tech Magahalems RevB
  3D 関連
  primary monitor(3D)   JVC DLA-X7
  secondary monitor(2D)   EIZO FlexScan HD2441W
  Glass Emitter   JVC
  VGA   Sapphire AMD Radeon HD6870, HD5870
ELSA Gladiac GTX460

 

4. Radeon HD6870 (HD3D)の設定

上記のようにRadeon HD6870のHD3DではDLA-X7を表示デバイスとしてブルーレイ3Dが動作します。その設定を掲載しておきます。

 x70091
Two High Definition audio device for split out of audio bitistream and 3Dvideo
デバイスマネージャでは2つのVGAのHigh Definition Audio Deviceとディスプレイアダプタが表示されています。 

x7010
Radeon5870のサウンドのプロパティです。HDaudioは表示されるものの、実際にはコアのみの出力です。

x7020
CatalystでHD6870と5870による拡張デスクトップを形成した様子です。プライマリに接続したDLA-X7は
“ILAFPJ–X10J1,DTV, HDMI 1080p@24Hz,シングル” と表示されます。

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デフォルトではアンダースキャンになっているので、0%でフル表示に変更しておきます。

 

5. PowerDVDの3D設定とDLA -X7の表示

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ブルーレイ3D再生ソフトウエアはPowerDVD10の最新版build2325を使っています。PowerDVDの音声はHDMIとパススルーを選択をしておきます。映像の設定は自動検出かHDMI1.4 enabled 3D TV (1080p 24Hz)を選択します。以下はDLA-X7の映像です。

x7034x7035x7036x7030

ブルーレイ3DディスクをPowerDVDで再生してみます。拡張デスクトップでデュアルモニターを構成していると1つにするように警告が出ますが、このまま進めます。次にフルスクリーンの警告。そのまま進めると「3D再生を有効に出来ませんでした。別の3Dディスプレイを選択してください」との警告が出ますが、これもかまわずOKをクリックします。これでプライマリモニタ上で3D再生が始まります。DLA-X7の3Dフォーマットはオートにしています。

x7032x7033

実際にブルーレイ3Dを再生している様子です。DLA-X7の情報表示で入力を確認すると「1080p24,10bit」と表示されています。ちなみにPowerDVDの3Dディスプレイの設定を確認すると「アナグリフ」になっています。誤認識ですが実際はフレームパッキングによる正常3D再生です。このように結果はOKですが、様々な警告が出ます。これらはHDMI1.4で動作させる、すなわち3Dでは拡張デスクトップを想定していない事に起因する警告と思われます。

x7037x7008

3Dメガネを通すと輝度がやや落ちますが解像感は優秀です。3D動作中のタスクマネージャーでは5%以下のCPU使用率です。今回はHDMI1.3環境であるため力技で強引に3D表示を行いましたが、映像的には問題なく最後まで再生可能です。

 

6. 3Dプロジェクター品質比較(2010.12.30追記)

あまり真に受けられても困りますが、要望も多かったので3Dの画質について追加記載しておきます。これはアバウトです。3Dは個人によって見え方が違うといわれていますが、私なりに今まで体験した3Dを、当ブログで実現した200インチ3D、視聴会でのデモや劇場の3D映像を含め印象を書いてみます。この中ではIMAX デジタルシアターで鑑賞したTRONの偏光3Dが、高輝度・高精細かつ最も自然で疲れの少ない高品質な3Dでした。よってこれを基準として他のケースを評価してみました。

ちなみにIMAXの音響はすばらしく、特に200Hz以下のeigentoneの少なさとエネルギー感や切れのよさは特筆すべきものがあります。劇場らしく中高域はXカーブでやや強調されていて若干ハーシュネスを感じます。コンシューマーの音響とは異なりますがダイアログの明瞭さはイコライジングしてもなかなか真似できそうにありません。

    3D PJ 明るさ・コントラスト 解像感 前後感 フリッカー クロストーク PJ コスト(K)
  1 IMAX 5 5 5 5 4 24
  2 DLA-X7 3 5 5 2 5 20 700
  3 DLA-X3 3 5 5 2 5 20 500
  4 MitsubishiX 2 5 5 3 5 20 500
  5 Acer H5360 3 2 5 3 5 18 50

1. IMAX Digital Theater: (linear polarised passive3D、Cirstie2K DLPx2、silver screen)
      http://www.unitedcinemas.jp/imax/index.html (2010.12.26劇場鑑賞)
2. DLA-X7+AMD HD3D:(active3D、1080p24Hz(240Hz)、200″StewartHD130 microperfX2)
      http://monolith-theater.net/hal/?p=11099 (2010.12.26本稿自作PC)
3. DLA-X3+Pnasonic DMR-BWT1100:(active3D、1080p24Hz(240Hz)、100″standard mat gain1.0)
      http://monolith-theater.net/hal/?p=10421 (2010.11.05メーカー視聴会)
4. Mitsubishi ModelX:(active3D、1080p24Hz(240Hz)、100″standard mat gain 1.3)
      プロトタイプデモ(2010.12.19メーカー視聴会)
5. Acer H5360+NVIDA 3D Vision:(active3D、720p120HzDLP、200″StewartHD130 microperfX2)
      http://monolith-theater.net/hal/?p=10185 (2010.10.25自作PC)

 IMAXはスクリーンの大きさを差し引いても圧倒的な高画質3Dです。Passive3Dなので明るくかつフリッカーなど無縁です。直線偏光で言われるクロストークも、不自然なほど首を傾けないと認識できません。家庭用プロジェクターとは全く次元が異なります。

JVC DLA-X7とX3は同じ3Dエンジンを搭載しているそうです。2D画質がその差になり、主に輝度とコントラストとが異なると思われますが、2,3のように異なる状況で視聴すると同じ印象になります。コントラストの効いた高精細な3Dです。Mitsubishiはやや暗く感じましたが3Dのフリッカーが少なくトータルしてJVCと同等です。

問題はAcerです。この中では特殊なNVIDIAの3D方式でかつ解像度は720pです。明らかに解像感が劣ります。明るさは2500lmですが3D Visionメガネの透過率が低く感じます。多分JVC等に比べるとグラスシャッターの動作様式が異なると思われますが、フリッカーは極小です。100インチ程度で使うとJVCよりも明るい3Dです。

総合するとAcerの圧倒的なコストパフォーマンスを感じます。3D目的なら1/10のコストで導入できます。とりあえず話題に乗り遅れないために自宅で3D大画面を楽しみたい自作PCファンなら尚更お勧めです。興味を引く超大作はIMAXで観る事にしておきます。その他2Dゲームなどに気軽に利用できるのもいい点です。(大画面でKinect http://monolith-theater.net/hal/?p=10886 ) 3D-XL等の3Dアダプターが入手できれば、PS3で3D表示も可能になります。

2Dを含めた高画質を導入するならJVCも良い選択です。更にSharpの3D DLPプロジェクターも出てきます。それを見てからでも遅くはありません。高価格プロジェクターは当分2D性能を中心に検討し、3Dは次世代の動向を見守るのも一法です。(Sonyは見ていません)

 

7. 最後に

Radeon HD6870ではDLA-X7でのブルーレイ3Dの再生が可能です。その3D映像は市販機の3Dプレーヤーと遜色ありません。ただし現時点では音声はコアのみのビットストリーム再生になります。

ブルーレイ3DでのAV環境については、NVIDIA 3D VisionではHDMI1.3でも可能です。しかし今回の検証からするとNVIDIA 3DTV PlayもAMD HD3DもHDMI1.4でのシングルモニターを前提としているようです。 従って将来的にはAVアンプもHDMI1.4対応のものが必要になりそうです。

●Acer H5360によるblu-ray 3D,200インチ立体映像(NVIDIA 3D VISIONを使ったデュアルモニターHDMI1.3環境での3D): http://monolith-theater.net/hal/?p=10185

DLA-X7は3D表示可能な最新鋭の高価格プロジェクターのひとつです。最近発売となったVGAであるHD6870やGTX460の出力先としてDLA-X7を能書きどおりに動作させるには、未だドライバなどのソフトウエアの改善が必要なようです。DLA-X7はAMD,NVIDIA社のディスプレイ適合表にも記載されていないので、Radeonが今の時点で動作するほうが不思議なくらいですが、今回動作しなかったNVIDIAも対応するはずです。

IntelもRadeonと同様の仕様Open stereo 3Dを踏襲したIntel InTru 3Dを採用するSandy Bridge(LGA1155)を年明け早々に投入してきます。今回のオンダイGPUはClarkdaleと比べると大きな進歩を遂げているようです。2011年Q1は3D-HTPCにとって大きな収穫がありそうです。

Intel InTru 3D / Clear Video HD - 3D Blu-ray playback over HDMI 1.4? Not a problem for Intel’s Core 2011 platform. This doesn’t mean Intel’s providing the 3D technology for laptops or desktops, but it’s promising that you can play stereoscopic 3D and HD content on your TV using HDMI.(via engadget http://www.engadget.com/2011/01/03/intels-2nd-generation-core-processor-family-announced-includes/)

●Clarkdale for HTPC(hardware setting): http://monolith-theater.net/hal/?p=4716
●Clarkdale for HTPC(HD audio bitstreaming): http://monolith-theater.net/hal/?p=4835
●Clarkdale: Corei5 6XXのblu-ray HD audio出力の設定: http://monolith-theater.net/hal/?p=8365 

8. 3-D 立体視関連記事

 


9. Appendix: Polarised passive 3Dの可能性(part2)

JVC DLA-X7/X3プレビュー、7.偏光方式の可能性: http://monolith-theater.net/hal/?p=10421#IFAの続編です。

9-1.AMD
今回試行錯誤していて気付いた点があります。それはRadeonでプライマリに接続したDLA-X7が“ILAFPJ–X10J1,DTV, HDMI 1080p@24Hz,シングル” と表示される点です。「シングル」とあるので「デュアル」も可能かもしれません。フレームパッキングの左右の映像を2つのプロジェクターに分けて出す「デュアル」モードが存在する可能性があります。これはDDDやiZ3Dなどのゲームを中心としたシステムドライバを想定したものかもしれません。

●DDD: http://www.ddd.com/index.html
●iZ3D: http://www.iz3d.com/amd_hd3d/

実際に偏光方式を模索している例( My Passive polarised Dual-projector setup@AVS Forum)

http://www.avsforum.com/avs-vb/showthread.php?p=19685091#post19685091

9-2.NVIDIA
NVIDIAもデュアルプロジェクターの偏光3Dには取り組んでいます。NVIDIA QuadroのNVIDIA 3D Vision ProはdirectXには対応していませんが、ファイル再生においてはStereoscopic PlayerなどでOpenGL Quadbufferのデュアルモニター偏光3Dが可能です。近々directXでも実現できるようにquadroドライバのアップデートが行われる予定です(comment by NVIDIA USA) 。 

●NVIDIA 3D Vision Pro: http://www.nvidia.com/object/3d-vision-professional-users.html
●Stereoscopic Player: http://www.3dtv.at/Index_en.aspx

9-3.Optoma
近日発売されるOptomaの3D-XLを2台使うとブルーレイ3Dのデュアルプロジェクターが可能とされています(国内発売未定)。この3DアダプターはHDMI入力から左目用か右目用の1080p映像を分けて取り出す事ができるディップスイッチが付いています。またフレームパッキング3Dソースを720P DLP 3Dプロジェクターに適合する120Hz信号に変換します。

●Optoma 3D-XL:http://www.optomaeurope.com/projectordetailshccs.aspx?ShowMenu=HE&PTypedb=Home%20Entertainment&PC=3D-XL

3d-xl_backpanel

httpv://www.youtube.com/watch?v=lGg4Ikz9Niw&feature=player_embedded#!

●3D-XL 使用レポート (AVS Forum by Mike35_70_DLP)
http://www.avsforum.com/avs-vb/showthread.php?p=20114644#post20114644

9-4.ViewSonic
ViewSonicも同様の製品を発表(2011.01.07): VP3D1 Video Box for HD

http://www.viewsonic.com/company/news/vs_press_release_454705.htm
A cost-effective home entertainment solution, ViewSonic’s VP3D1 3D video processor box enables the viewing of Blu-ray™ and other Full HD 1080p 2D and 3D content on any 3D Ready DLP® projector with an HDMI connection[1]. From HD movies to games, consumers can enjoy Full HD content on their current compatible projector. The HDMI 1.4A output and dual HDMI input connectors ensure connectivity with Blu-ray 3D™ players, PlayStation® 3D games and others. With the VP3D1, a 1080p video signal is automatically converted for a seamless 3D projection experience. The VP3D1 will be available in early February for an ESP of $299.

9-5. RealD ホームシアター
PowerDVDがRealDに対応しそうです! (2011.01.07) 偏光方式デュアルプロジェクターの最大の問題は再生ソフトウエアですが、PowerDVDが対応する可能性があります。ブルーレイ3Dが自宅のRealDシステムで鑑賞できる!?
CyberLink and RealD Announce Agreement to Enhance the 3D Experience in PowerDVD
http://www.sunherald.com/2011/01/07/2759431/cyberlink-and-reald-announce-agreement.html#ixzz1AMUVUO2u

TAIPEI, Taiwan — CyberLink Corp. (5203.TW), innovative solution provider for the connected digital lifestyle, today announced an agreement with RealD Inc. (NYSE:RLD), a leading global licensor of 3D technologies for cinema, consumer electronics and professional applications, to enhance the 3D technology in PowerDVD, the industry leading 3D, HD and Blu-ray DVD player software application. CyberLink has licensed the stereoscopic RealD Format for the delivery and display of high definition 3D content and will integrate support into PowerDVD.
“We are delighted to have entered into an agreement with RealD and integrate support for the RealD Format to take viewers to new heights of visual excellence,” said Alice H. Chang, CEO of CyberLink. “With the support of RealD’s advanced 3D technology, together we are committed to delivering next-generation 3D entertainment experiences for users to fully enjoy the spectacular realism from PCs at home.”
“We look forward to collaborating with CyberLink to bring an extraordinary 3D viewing experience to their products and create a new dimension of 3D PC entertainment,” said Michael V. Lewis, Chairman and CEO of RealD.

9-6. Lumagen Radiance Mini-3D

これが最も汎用性が高いかもしれません。3Dのanamorphicスケーラー機能に加えて偏光デュアルプロジェクター用途も明記されています。
http://www.lumagen.com/testindex.php?module=radianceMini_details

radiance_mini_3d

January 6, 2011  Lumagenョ, Inc., a specialist in the design and manufacture of video products for the home and corporate markets, is announcing the RadianceMini 3D.  The RadianceMini 3D joins other members of the Radiance family, which includes the CEAョ 2010 Platinum Video Product of the Year, the RadianceXE.

The RadianceMini 3D sports two HDMIョ inputs, and one HDMI output, and can be controlled by either the included IR remote, or by RS-232. Control and setup are the same as other units in the Radiance family. In addition, it provides the same exceptional video quality that the Radiance line has become known for. The unit痴 case measures in at a diminutive 8.5 by 5 by 1.05 (216mm by 127mm by 27mm) and has mounting tabs so it can be fastened to a shelf, or to the wall behind a flat-panel display.

HDMI 1.4 3D is supported, including scaling and aspect ratio control for 3D Bluray movies for use with an anamorphic lens, such as those produced by Panamorphョ. For dual-projector 3D, two units can be used with each receiving 3D and outputting video for either the left-eye or right-eye.

Jim Peterson, Lumagen痴 president, stated, 徹ur customers have been asking us for a new Radiance product optimized for small systems. The RadianceMini 3D fulfills this request, as well as the need for premier video processing when another product, such as an AVR, or HDMI matrix-switch, is being used for source selection.

As with the other members of the Radiance line, proprietary No-ring scaling, linear-Gamma RGB-color-palette CMS, 21-point parametric grayscale calibration, video deinterlacing, MPEG artifact reduction, temporal noise reduction, and other features, combine to provide the best video quality available.

The RadianceMini 3D is currently available, and is priced at $1995 MSRP.

 

9-7.Dual projector 3D at Home http://www.ultimateavmag.com/content/dual-projector-3d-home

For Richest Home-Theater Owners

passive3d01passive3d02
SIM2 C3X $80000                                                                  Runco D-73d $50000

家庭でのpassive 3D dual projectorの可能性についての評論。上の写真に示した現在発売されている代表的な民生用Passive 3D system、SIM2C3X LumisとRunco D-73dを例にメリット、デメリットを議論している。興味深いのは2つのプロジェクターのHDMI信号の内部処理に関する記載。それぞれ異なった方式を採用している。SIM2はスプリッターを経由した後、3D-XLやLumagen等で見られると左右の映像を単独で取り出すプロセッサーを採用している。対してRuncoはオリジナルの分離プロセッサーを開発している。文中に引用された Four Reasons to Avoid Stacking Projectors for Passive 3D Installs http://residentialsystems.com/blog/53852.aspx は一般的なスタッキングのデメリットを議論しているが、SIM2やRuncoではそれらを周到にクリアしていると思われる。

 

 


この記事は2011-03-08に更新しています。初稿に加えた重要な変更箇所は赤で記載。

12 Comments

    あぽ さんへ
    そうでしたか。RadeonとDenonの組み合わせは苦労しますね。家電AVアンプのEDIDにはルール範囲内で微妙な違いがあるようで(推測)MarantzやOnkyoの中級以上には起こりにくいような気がします。家電メーカーのPCへの対応には差があり、やはりWindows認証を取っているものはRadeonやNVIDIAからの接続を想定したものになっているような気がします。Denonなどは、仕様の変更頻度が高くバリエーションの多いPCパーツメーカー側が家電メーカに合わせるのが当然だという考え方です。それでRadeonとDenonの組み合わせではしばらく待っているとRadeon側のドライバのアップデートで改善する場合が殆どです。

    貴重な情報ありがとうございました。とにかく動作が快適になってなによりです。

  • 2011/01/07に「EDID情報をいじれば、快適に3D見れる」をカキコミしましたが。

    その後、いじりすぎて、モニター情報が中途半端に残った事が原因で、しまいには、動作不能になってしまいました・・・

    windows7 OSから入れなおしとなったため、Catalyst11.1aドライバにしてみました。

    結果は、EDID情報をいじらなくても、「3D再生を有効に出来ませんでした」表示は出なくなり、快適に動作するようになりました。

    DENON AVアンプの問題と思っていましたが、Catalyst Driverの問題のようです。

  • You’re welcome.

  • nice post. thanks.

  • Thanks for responce. Im also pursuing visual effects on space.

  • I really liked the article. It is always nice when you can not only be informed, but also entertained!

  • あぽさん へ
    PowerDVDの警告はEDIDでしたか。PowerDVDもSandy Bridge対応でBulid2429にアップデートしましたね。HD6800シリーズでのパススルーにも対応したようです。TMTでは可能でしたからようやくです。DenonのHDMI1.4対応機に対しても、できれば専用EDID Override driverを用意して、以前のようにこちらでも配布してみます。またもや貴重な情報ありがとうございます。

  • 私の拙いカキコミブログに来ていただいて光栄です。

    EDID強制変更による、利点情報を追記しておきます。

    ・Side-by-Sideソースは自動切換えされないので、DLA-X3側の入力を変えましょう。
    と書きましたが。

    PowerDVD10 Mark2 最新patch(2325以降)であれば、
    3Dソース自動認識設定にしておけば、Side-by-sideソースをPowerDVDが1080p24(FP)に変換して自動出力してくれます。
    画面が出るまで、少し?時間かかりますけど・・・

    また、EDID強制書き換えにより「3D再生を有効に出来ませんでした。別の3Dディスプレイを選択してください」との警告を表示させなくする事ができます。

    EDID変更はリスクが高いため、具体的な変更値はこちらのコメントには差し控えさせて頂きます。

  • あぽさんへ
    大変失礼しました。なぜかこのコメントは誤ってスパムに分類されていて気づきませんでした。何回もコメントに書いていただいて申し訳ありません。
    独力でEDID issueを解決されたんですね。素晴らしいです。あぽさんのブログを拝見しました。とても参考になります。Side by SIdeは海外でも問題になっていましたが、そういうことだったのですね。
    私もX3の3Dを視聴会で見ましたが,非常に精細な3Dでした。しかし私は未だ迷っています。そろそろHDMI1.4AVアンプの購入を考え出したところです。
    貴重な情報ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
    monolith

  • 以前もHD5770でbitstream再生時にカキコミさせて頂いたものです。

    HALさんのような高価システムを組めない貧乏リーマンですが。
    こちらでの結果も、HALさんはじめ、みなさんの参考になると思いましたので、記載させて頂きます。

    ・Radeon HD6850でもDLA-X3へブルーレイ3D再生が可能です。
    ・DENON AVR-A100(たぶんAVR-4311も同じ)ではEDIDを変更しないと、1080p24(FP)が出ません。(コレの原因究明・対応に非常に苦労しました・・・)
    ・PowerDVD以外にTridefで2D→3D変換を楽しむことができます。
    ・Side-by-Sideソースは自動切換えされないので、DLA-X3側の入力を変えましょう。

    まだまだ3Dを本格的に楽しむには、障害(HD Losslessが出ない、ソースが少ない)が多いですが、出れば非常に楽しいので、みなさんもトライして欲しいと思います。

  • mamboさん

    アハハ刺激的でしたか。攻めすぎですかね?どうも現状に満足できない性から逃れられません(笑) 
    Optomaは日本のディーラーにも問い合わせましたが、個人輸入でなければ入手できそうにありません。まともに動作するかどうかも怪しいので、海外のレポートが出てきてから考えようかと思っています。これがデュアル突撃のキーになるかもしれませんね。。3Dは色々扱い所があって、暇つぶしには持ってこいです。
    3Dは結局ソフトの作り方も含めてシステム全体がユーザーフレンドリーでなければまたもや消え行く運命かなとも思います。その点IMAXデジタルのクォリティーの高さには衝撃を受けました。
    当シアターは時々開放して試写会をしています。いつでもどうぞ。(バックヤードのほうが面白いかも)

    良いお年を。

  • HALさん こんばんは
    今年、一番刺激的な情報有り難うございます。

    Imaxが評価の基本尺になるとはHALさんらしい基準の取り方ですね。

    Optomaの3D-XL 標準解像度がFullHDでないのにFullHD Image対応と唄っているのが気になりますが、Function的には『ぴたっり』ですね。

    来年、頑張って組めればと思っています。
    来年はMonolith Theaterを見学させていただけたら嬉しいです。

    良いお年をお迎え下さい。

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