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JVC DLA-X70R, X30プレビュー

   

JVC DLA-X70R, X30 Preview

   
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    Summary    
   

I participated in JVC organized preview meeting of X70R and X30 in Japan. I could see videos and demos on X70R and  X30. Compared with the previous model, they increased in resolution and brightness. I was hoping its descriptive power of 4K, but screen is so small that I do not know the real. 3D was mediocre in any model.

   
    Key features    
   

1. JVC demos DLA-X70R and X30
2. Increased resolution and brightness
3. 3D was mediocre

   

JVC DLA-X70R, X30プレビュー


表記の先行視聴会に参加してきました。2Kパネルで擬似4Kを実現したモデルです。明るくなっています。ゾーン補正やレンズメモリーもうれしい機能です。3Dの基本的な仕様は変わっていないようです。

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技術仕様と3Dメガネが配布されました。担当者からスライドでの説明。擬似4kに関する説明です。

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映像デモはいつものように前モデル(左X7)とX70R(右)を比較しながら、解像感や明るさの特徴をデモ。X30も同様です。確かに性能が上がっています。よほど自信があるのか、映像をポーズして参加者をスクリーンの前に移動させて細部を検証するというコーナーも設けています。精細感、コントラスト、明るさが改善されているので、質感表現が旧型にはないものになっています。

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近接して画素やジャギーなどを比較。新型は画素も見えづらく、ジャギーも極少です。しかし、部分的に画素単位で明滅す様子も見られ、ノイズのようなものが乗っていました。調整項目にゾーン補正が加わっています。クロスハッチ4個単位で画素調整ができるようです。写真では赤の画素を恣意的にずらしている様子です。中心部が三管でいうところのbow状にずれています。また3つのレンズメモリーも備えているようで、ビスタからシネスコへの切り替え動作をデモしていました。縦軸横軸別にゆっくり切り替わります。シネマやナチュラルなど映像モードも健在です。

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セットアップの様子です。いつもと同じ光景です。外見上はリアパネルでも旧型と区別がつきにくいほど良く似ています。一部機種でRS232Cコントロール系が接続されていました。

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ブルーレイはoppo、レコーダーはpanasonic、アンプはデノンを使っています。2面展開のポータブルスクリーンは、オーストリアのAV Stumpfl GmbH製です。キクチで扱いがあるようです。

なかなかテンポのよい進行で飽きずに最後まで参加できました。プレゼン技術も進歩しています。アンケートは伊達ではないようです。

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ベルリンIFA2010:前モデル発表時のDLAデバイス進化を示したグラフ

DLAデバイスも年々進歩しています。今回は3.5G(世代)でいいのでしょうか。左に旧型右に新型というデモで、右が綺麗で明るく精細であるという感想も同じです。

高精細: 100インチ足らずの4K表示では、もはや画素が詰まりすぎてPCの高精細ディスプレイのような印象です。近接すると若干疲れを感じます。4Kカメラの2Kへのダウンコンバートの残渣成分を検知して4Kへアップコンバートするそうです。実際の映像は良くできています。

明るさ: 最近自宅でHD750にゲインの高い150インチシルバースクリーンの組み合わせで慣れているせいか、X70Rをもってしても暗くコントラストが低い印象です。しかしプロジェクター単独では明るく高精細なのは間違いありません。高いコントラストとあいまって、質感表現と立体感が際立っています。

スクリーン: これだけ明るく高精細になると、4K時代では大きなスクリーンでないとプロジェクターの性能をもてあますかもしれません。100インチクラスでは非常に贅沢な性能です。今回もスクリーンをせめてシネスコ対応の150インチクラスにするか、いっそのこと劇場でデモしたらどうかとも感じました。10から20メートル級のスクリーンで左右に並べると面白い視聴会になりそうです。

3D: 3Dは明るさ以外に旧型と違いは明瞭ではないようです。相変わらずアクティブ特有のフリッカーを感じます。

コストパフォーマンス: 普及版4Kソースが世に出るのかどうか不明ですが、Sonyのリアル4Kよりも現実的な価格です。買い替え時期に来ている場合、特に120インチ以上の大画面の場合は検討してもいいかもしれません。2Dが秀逸です。3Dはこれ以上の進歩はないように感じます。2機種で選択するなら、シアターシステムのセットアップ上、プロジェクターの調整を必要とするか興味がある場合を除いてX30が現実的です。4Gに期待します。

余談ですが、ハの字型の直線偏光がかかっているようで、旧型の水平直線偏光から変更されています。e-shiftデバイスの関係かもしれません。会場で手持ちの偏光子を使って確認したところ、3Dメガネは垂直の直線偏光板が入っていました。

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4KはBDの感動を4倍以上にする?(麻倉怜士) http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1110/25/news076.html
CEATECにみた3Dの先の次世代大画面技術(西川善司) http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dg/20111011_482869.html
CEATECの会場から4Kの動向を探る(PRONEWS)http://www.pronews.jp/special/1110071640.html?utm_source=twitterfeed&utm_medium=twitter




この記事は2012-05-23に更新しています。初稿に加えた重要な変更箇所は赤で記載。

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