Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/2/chicappa.jp-monolith-theater/web/folder1/hal/wp-settings.php on line 512

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/2/chicappa.jp-monolith-theater/web/folder1/hal/wp-settings.php on line 527

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/2/chicappa.jp-monolith-theater/web/folder1/hal/wp-settings.php on line 534

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/2/chicappa.jp-monolith-theater/web/folder1/hal/wp-settings.php on line 570

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/2/chicappa.jp-monolith-theater/web/folder1/hal/wp-includes/cache.php on line 103

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/2/chicappa.jp-monolith-theater/web/folder1/hal/wp-includes/query.php on line 61

Deprecated: Assigning the return value of new by reference is deprecated in /home/users/2/chicappa.jp-monolith-theater/web/folder1/hal/wp-includes/theme.php on line 1109
JVC DLA-X7/X3 プレビュー
Deprecated: Function split() is deprecated in /home/users/2/chicappa.jp-monolith-theater/web/folder1/hal/wp-content/plugins/advanced-category-excluder/advanced-category-excluder.php on line 367

HAL

hardware review of home theater and self-made devices

JVC DLA-X7/X3 プレビュー


   

JVC DLA-X7/X3 prototype preview

   
         
    Summary    
    jvcx7015    
    JVC-X7/X3 prototype was demonstrated for consumers at a hall in Japan on November 5th. An explanation of specs and actual blu-ray movies were demonstrated for about two hours using new model X3/X7 mainly about 2D performance. In the new model, the cover area of the color extends, and the feeling of quality expression is excellent. The demonstration of 3D was only by X3. In conclusion, 3D image has left room for improvement though it is 2D unprecedented efficient machine.    
    thx_3d_logo    
         
    Related articles    
   

#1 Front projection of Blu-ray 3D movies by Acer H5360 with GTX460 and PowerDVD
#2 JVC DLA-HD750
#3 JVC DLA-HD950
#4 Sony 3D Bravia LX900 preview
## AV system summary of Monolith Theater (in English)
### 3D projectors

   

JVC DLA-X7/X3 プレビュー


 

INDEX

1.はじめに(introduction)
2.プロジェクター遍歴とJVCのXシリーズ
  (My wondering of projectors and JVC X series)
3.機器のセットアップ(demonstration setup)
4.主な特徴(main features)
5.X7/X3の2D映像(2D movies)
6.X3の3D映像–AcerH5360システムとの比較
  (X3 3D movies: comparizon with Acer 3D system)
7.偏光方式の可能性 (Feasibility of polarised passive 3D at home)
    7-1. JVC polarised dual projector system demonstrated at IFA2009
    7-2. 3Dフォーマットコンバータ (3D format converter)
    7-3. パッシブ3Dを実現する高級機 (High-End passive 3D projectors)
    7-4. スクリーンの対応(Screen management in passive 3D and conventional 2D)
    7-5. PCのデュアルネイティブ出力 (3D via dual native stream on HTPC)
    7-6. デュアルプロジェクターの2Dでのメリット
     (Advanatage of dual stack system in 2D as well as 3D )
    7-7. 5Dスタックシステム(High-End Stack 5D System)

8.最後に(finally)
9.関連記事(related articles)

 

このブログは海外からの反応も少なくないため、英文表記を多用しています。日本文としては読みづらい点ご容赦ください。
また表記に明らかな誤り等あればご指摘ください。

更新情報:2010.11.08: 「7-6. デュアルプロジェクターの2Dでのメリット」を追加
更新情報:2010.11.09: 「7-7. 5Dスタックシステム」を追加 GO→
更新情報:2010.11.18: 「7-5. PCのデュアルネイティブ出力 (3D via dual native stream on HTPC)」でのPowerDVDのdual projector 出力を訂正→PowerDVDのdual projector 出力は現在のところ不可。
関連情報:2010.11.20: DLA-X9発売のアナウンス。12月中旬105万円。初回限定100台。プレミアム真鍮製プレートシリアル入り。

1. はじめに (Introduction)

jvcx7008

発売に先立ってJVC-X7/X3の視聴会がJVC主催で約2時間行われました。2D画質のデモが中心で、3Dは最後の15分くらいでした。2Dの画質の進化はすばらしいものでした。ここでは新型プロジェクターの印象に交え、自作PCでの3Dシステムにも触れながら感想を書いてみます (注記:後半の7. 偏光方式の可能性の項 は視聴会とは直接関係のない内容になっています)。

 

2. プロジェクター遍歴とJVCのXシリーズ(My wondering of projectors and JVC X series)

JVCのD-ILAはHD1, HD100, HD750と購入し、HD950は見送って現在は750を使っています。プロジェクター暦は長く、本邦初のシャープの液晶プロジェクターから始まり、三管のSony Dorphin, Shark, 固定画素ではYamaha LPX500, Mitsibishi D2010等を購入しています。従って平成になってから20年以上、ホームシアターの必須デバイスとしてプロジェクターと付き合ってきた事になります。

sony70qjd2010-lower1yamaha_lpx500

hd100_schneider4-1
Sony G70QJ, Mitsubishi D2010, Yamaha LPX500, DLA-HD100(schneider CDA1.33)

DLAの画質は三管の精細感と深い発色、柔らかな奥行きのある映像を髣髴とさせるものがあり、特にブルーレイHDになってからは最も気に入っている機種です。その新型が更にスペックを上げ、また3Dに対応したのが今回のXシリーズです。過去様々な新技術が導入されてきた機器ですが、アマチュアの映画ファンとして投影される映像の品質が興味の中心です。従って本稿でも細かな技術仕様は省略し、見た目の印象を中心に書いています。特に3Dに関しては既にAcerH5360と自作PCの3Dシステムを使って200インチに投影しているので、それとのパフォーマンスの違いが興味あるところです。

dla_hd750dla-hd950_006hd5360_102
HD750, HD950, Acer H5360

関連記事:
Victor DLA-HD750
Victor DLA-HD950
Acer H5630によるblu-ray 3D, 200インチ立体映像

3. 機器のセットアップ(demonstration Setup)

jvcx7001jvcx7002jvcx7003

会場にセットアップされた機器です。上がX3、下がX7。写真中央がX7の、右がX3のリアです。接続端子や操作ボタンはリアに配置されています。X7はHDMI2つに3Dシンクロ端子、LAN端子が付いています。X3はLANとPC用のRGB端子が省略されています。HDMIコードはJVC純正です。

jvcx7006jvcx7007

会場全体のショットです。約80インチほどのスクリーンが2枚並べられ、手前にHD550とHD950, 奥にX3とX7が設置されています。2D比較視聴はHD550とX3、HD950とX7で行われ、3DはX3単独での投影です。参加したのは20名程度で、販売店経由の招待ユーザーの方も多かったように思います。

jvcx7011jvcx7012jvcx7010

2DブルーレイはDenon DBP-4010UD, 3DはPanasonic DMR-BWT1100, アンプはDenon AVR-4311です。スクリーンは「ゲイン1.0の一般的なマット」という説明でした。

jvcx70043d_emitter3d_glass

2Dのデモは「ダークナイト」などブルーレイの画質が良いと評判のものと、特に色彩表現を際立たせるソース。3Dは市販されていないデモ映像です。IRトランスミッターはプロジェクター横にスクリーンに向けて設置。3Dメガネは入室時、パンフレットと一緒に手渡されます。

4. 主な特徴 (main features)

Xシリーズの輝度とコントラスト (contrast and brightness)

上の写真は今回の視聴会の資料ではありませんが、判りやすい資料なので掲載しておきます。CEDIA Expo 2010でcine4home.deの取材に応え、JVCの小林氏が歴代のDLAのスペックの変化を示しているスライドのひとつです。HD1が1G(1st Generation), Xシリーズは3Gです。Brightnessは700から1300ルーメンに、Contrastは15000:1から100000:1に向上しています。下のビデオの議論ではその他の技術仕様の詳細が議論されています(英語・ドイツ語)

httpv://www.youtube.com/watch?v=PaMJ7fA6Ejc&feature=player_embedded

Xシリーズの色再現性 (color reproduction)

adobe_rgb

色の再現性が向上した事も大きなポイントです。今回の先行視聴会では、この点が強調されていました。Adobe RGBを超える色再現領域で、HD950比で20%拡大したとの事です。X7の設定画面でもキセノンランプに合わせたモード、更にコダックや富士フィルムに準拠した設定など極めて細かい設定があります(JVCの画質モードとカラープロファイル一覧)。またX7はスクリーン補正も1:1対応で品番にあわせて補正する事ができます(JVCのスクリーン補正モード一覧)。とにかく色にこだわった仕様です。

5. X7/X3の2D映像(2D movies)

jvcx7009

さて実際の映像の印象です。JVC担当の方の挨拶、技術解説の後に、X7・X3共にそれぞれHD950・HD550と比較しながらの視聴です。

新機種は非常に発色がいい映像です。色のグラデーションや人肌の質感など輝度やコントラストの向上と相まって、精細で立体的にすら見えます。2Dでは未だかつて見た事のない品質です。直視型プラズマディスプレイのような印象すら受けます。X7とX3の同時比較は行われていませんが、X7のほうがきりりと締まって品格がある印象です。

しかし、現行を含め提示されたいずれの機種も高級な映像で、単独で見せられてもそれらを言い当てることは出来ないと思われます。ただし色に注目するとわかるかもしれません。発色と質感は新機種が明らかに優秀です。

6. X3の3D映像–AcerH5360システムとの比較 (X3 3D movies: comparoson with Acer 3D system)

3D映像はアニメで市販されていないソフトで10分もないデモ映像です。X7の3Dが見れなかったのは残念ですが、THX認証の関係で間に合わなかったとの事でした。

さてX3の3D映像(1300ルーメン、80インチクラス・ゲイン1.0マット)と自宅のAcerH5360の3D映像(2500ルーメン、200インチ・ゲイン1.3/Stewartサウンドスクリーン)を比較しながら書いてみます。本来同じソースを同じ条件で視聴しなければ比較はできませんが、経験から推測してみます。結論からいえば総合的には自宅の3Dシステム方が良質ではないかと思われます。


Acer H5360によるblu-ray 3D, 200インチ立体映像」から
monolith theaterの音響・映像システムのまとめ「AV System Summary
hd5360_116
シアタールームの概要

X3はメガネをかけても明るさは十分です。Acerのほうが全体的な輝度はありますが、NVIDIA 3D VISIONのメガネのほうが若干透過度が落ちるのでほぼ同等かAcerのほうが明るく感じます。コントラストはX3のほうが断然よく、Acerの720pに対しHD映像なので精細感は圧倒的でグラデーションや質感も優秀です。発色も良好です。メガネでやや色調が変化しますが気にならない程度です。

没入感はAcerでの200インチのほうが強く感じられます。ここで言う没入感とは画面の中に入っているような錯覚の事を指します。映像の要素が実際のリアルな空間のように感じる現象です。これはメガネの視野の端から端までの視野角で映像を捉えるとより強く感じます。X3や3DTVでも近接すると同様の感覚が得られますが、後述するちらつきや音響のバランス等から大きなスクリーンで見たほうが深い没入感が得られるようです。

問題はちらつきです。3D、特に時分割方式の3Dは右と左のメガネのシャッターが交互に60Hzで開閉しています。また映像もそれに合わせて左右の映像が切り替わっています。人によって感じ方が違うとも言われていますが、これが主因でいわゆる「ちらつき」を生じます。これは3DTVでも同じでアクティブ3D方式に共通する事項です。私はどうもコレに敏感で、体調が悪いときには吐き気を感じる事もあります。X3の実際の映像ではAcerよりも強いちらつきを感じました。純白の部分でもわずかに明滅しているのが認識できます。これはAcerでは感じられなかった現象です。人によって異なるのであくまで個人的な印象です。後述しますが偏光方式ではちらつきがありません。

クロストークはメガネを傾けても感じません。トランスミッターとメガネの同期が優秀です。会場の中を常識の範囲内でうろうろしても同期が外れません。また会場では20人近く視聴していましたが、一番後ろ三列目でも問題ありませでした。

7. 偏光方式の可能性(Feasiability of polarised passive 3D at home)

アクティブ方式は私と同様に、どうも頭痛がしたりちらつきを感じたりと生理的に合わない方もおられるかもしれません。いい機会なので比較的生理的影響が少ないと思われる家庭で実現可能なパッシブ・偏光方式について書いてみます。

今回の視聴会とは関係ありませんが、2009年のIFAで行われたJVCの偏光方式、デュアルプロジェクターでの3Dシステムを掲載しておきます。これは2つのHD950を使って左右の映像に違う偏光をかけ分けて投影し、左右が違う偏光特性をもったメガネで立体視するパッシブ3D方式です。一部の劇場でも採用されている方法で、「ちらつき」を感じません。ただしスクリーンが特殊で偏光でも乱れのないシルバースクリーンを使う必要があります。

7-1. Polarised dual projector system demonstrated at IFA2009

ビデオ開始1分40秒からデモが始まります。

jvc_3d_projectorjpg001

jvc_3d_projectorjpg002 jvc_3d_projectorjpg04 jvc_3d_projectorjpg003

D-ILA 3D System(2009)

This high-resolution D-ILA 3D system utilises two DLA-HD950 full HD projectors dedicated for 3D applications.
System configuration
・Polarising method: circular polarisation
・Projector: DLA-HD950
・Screen: 120-inch silver screen
・Others: Imaging system and synchroniser

How the D-ILA system works

Imaged displayed separated by two projectors , one image each for the left and right eyes, which are projected onto a single screen. These projected images can then be viewd as three dimentional images by wearing a pair of special polarising glasses. The use of binocular disparity images make projected content look three dimensional with the foreground appearing much closer and the background inversed into the scene, providing depth perception not possible wit conventional 2D image

JVCは過去この方法でシステムを組んでいるので、今回の視聴会でXシリーズで採用したアクティブ方式を選択した理由、言い換えれば偏光デュアルプロジェクターでのパッシブ方式を採用しなかった理由を会場で聞いてみました。

以下質疑応答の概略 (QandA)

偏光デュアルプロジェクター方式を採用しなかった理由は?
→コスト高になり、購入者がいないだろう:少なくとも偏光方式に対応したシルバースクリーンとプロジェクターが2台必要である。
ちらつきはどうか?
→ないと思われる。
3Dの画質は?
→偏光のほうが良いだろう。
フォーマットコンバーターを出す気はないか?(フレームパッキングをネイティブデュアル出力に)
→今のところない。
それではIFA2009のデモの時はどのような方法を取ったのか?
→基本的にPCベースでシステムを組んだ(後述するようにPCならネイティブデュアル出力が可能です)。
他の機器に同様の機能を持ったものはないか?
→この件に関してはダイレクトな返答ではなく当方個人の知見も交えて以下に記載します。

7-2. 3Dフォーマットコンバータ (3D format converter)

jvcx7030

フレームパッキング3D信号を偏光デュアルプロジェクター方式に適合する信号に変換するフォーマットコンバーターがあるようです。1つの例は業務用機器を出しているDoremiのDimension-3Dです(仕様をまとめたpdfファイル変換様式を図説したpdfファイル)。これは前回の投稿でmamboさんからご紹介いただいた機種でもあります。高画質3D、あるいは遊べる3Dを模索している私には非常に魅力的なデバイスにみえます。

ただし、HDMIとHDSDIの変換でHDCPなどの問題がないとも限りません。またこの種の他のコンバータが出る可能性もあります。そうでなければ現在のところ海外製のコンバータ内臓の偏光デュアルプロジェクターを導入するしかありません。

7-3. パッシブ3Dを実現する高級機 (High-End passive 3D projectors) 

パッシブ3Dが可能なプロジェクターは専業メーカーか業務機にしかないようです。(3Dプロジェクター情報に記載済) 日本でも既にこのクラスの業務機で3Dを楽しんでいる方がいらっしゃいます。500万から1000万円台の価格帯です。LGにも該当機があります。3Dプロジェクターの最高峰です。

runcoc3x3d41

wolf_sdc_3christiemiragewu7km11
Runco, Sim2, Wolf and Cristie
Dual lens and Single lens with Two optical engine Polarise system

7-4. スクリーンの対応(Screen management in passive 3D and conventional 2D)

海外メーカーも開発途上ですが、現時点で目を引くのは5Dスクリーンとdual screenです。いずれもStewartの製品です。

5D Screen:
2Dでも3Dでも使用できる、すなわち2D+3D=5Dというネーミングです。基本はシルバースクリーンですが、ホットスポットなどの問題を軽減し2D用にも使えるとしたものです。考えてみれば映画館はシルバーに2Dを投影する事もあります。
Suggested retail of a typical application of the Silver 5D that includes a ten-foot wide 2.4:1 CineCurve with 2-way AcoustiMask system with MicroPerfing will be $19,799.00

Daily Dual Screen
これは3D用シルバーと2D用マットが必要に応じて出てくるという電動式です。シルバーはゲインの高いIMAX用のものです。判りやすい仕掛けです。

stewartdual21

7-5. PCのデュアルネイティブ出力 (3D via dual native stream on HTPC)

自作PCの話になりますが、PowerDVDはblu-ray 3Dに記録された左右の映像をそのまま分けて取り出せる機能を持ったソフトウエアです。しかもデュアルプロジェクターのネイティブ出力をサポートしています(海外フォーラム情報下記参照)。 これだと2009年IFAのJVCのデモと同じようなシステムになります。
Cyberlinkに問い合わせの結果、現在ところ対応していないとの事(2010.11.18)。

DVIで接続できる機器でケーブルレベルでdual-link DVIの信号をsingle 2つに分ける方法があります。そうなると手軽にデュアル出力が出来てしまいます。あるいはVGAによってはHDMI dual streamが可能です。あとはプロジェクター側の入力様式やそれに合わせた変換デバイスをクリアすればいいことになります。またプロジェクターのレンズに適用する偏光フィルタデバイスと偏光メガネも必要ですが、これは他社製品でも可能なはずです。

この点は過去の記事「ブルーレイ3D対応POwerDVD10発売」でも触れています。またPowerDVDのシングルモニターdual-link DVI ネイティブ120Hz出力でのHD 3D DVI-HDMI変換によるネイティブ120Hz SD 3Dではblu-ray 3Dが動作可能なことを既に検証済みです。AcerH5360のようにアクティブ方式でNVIDIA 3D VISIONを介したHDMI1本の接続では720pまでの帯域ですが、dual-link DVIでは1080p出力が可能です。また前述のようにパッシブで2本出しができればHDMI接続でもHD品質が可能です。もちろんNVIDA(3DTVPlay)もAMD(HD3D)もHDMI1.4、すなわちフレームパッキングHDMI伝送方式にも対応しています。

gtx460_0111gtx460_0112

左:Geforce GTX460からdual-link DVI(下) でネイティブ3D HD映像、HD audio bitsteam(上)を取り出している写真。
右: Geforce GTX460からHDMIで120Hz対応720pDLPへ(中)、HD audio bitstream(下)を取り出している様子。

We can support a dual projector setup today, for a variety of reasons. We will support 3D projectors (via AVS Forum, official PowerDVD Thread)

7-6. デュアルプロジェクターの2Dでのメリット (Advanatage of dual stack system in 2D as well as 3D )

パッシブ3Dのために2Dプロジェクターを2つ使うといのは一見もったいないような気がしますが、本来の2Dにも効果があります。昔から行われているいわゆる「スタック」です。同じ2D映像を2台でぴったりあわせて投射すると輝度やコントラストが向上します。

7-7. 5Dスタックシステム(High-End  Stack 5D  System)

更に両方ともX3のような3Dプロジェクターなら

スタック2D (同じ2D映像を重ねる/stack 2D)
スタックパッシブ3D (左右の2D偏光映像を別々に投射し偏光メガネで鑑賞/stack passive 3D)
スタックアクティブ3D (時分割3D映像を重ね、アクティブシャッターグラスで鑑賞/ stack active 3D)

全てのフォーマット、投射方式に対応するハイエンドオールマイティーシステムが組めます。もちろんスクリーンはStewartの5Dスクリーンです。^^+;;;;; ただの妄想ですが非常に魅力的です。

 stack5dsystem4

8. 最後に(finally)

とにかくX7・X3共に2D性能がすばらしく、特にX3はハイエンド機といってもいいくらいのパフォーマンスです。今後発表済みのX9がどうなるかが注目ですが、多分そのうち日本でも発売になるはずです。CEDIA EXPO2010等の情報を総合すると、X7とのスペック上の差異はコントラスト(70000→100000)くらいなので、X7の選別機なのかもしれません。

3Dに関してはソニーや今後出てくるであろう他社製品を見てみなければ何ともいえませんが、今回のX3のデモでは未だ開発途上といった印象です。現時点ではAcerのシステムで十分です。むしろソフトウエアのアップデートによってその3D画質が次々に改善され、また3D関連ハードウエアの選択肢が多い自作PCでは、多くの主要な3Dソースと3D投射方式に対応できる可能性を秘めています。仮に私が本シリーズを購入するとすれば、その主な理由は進化を遂げた2D画質です。

 

3-D 立体視関連記事


3Dプロジェクター情報




この記事は2010-11-20に更新しています。初稿に加えた重要な変更箇所は赤で記載。

10 Comments

    TISSUES さん
    詳しいレポートありがとうございます。参考になりました。見た目はやはりシルバーでしたか。

    以下はMicroperfに関する私の理解です。正確なところはディーラーにお願いします。
    MicroperfX2はperforation、すなわちStewartのスクリーンにおける細かい穴の規格です。従って素材の違うスクリーン、例えばシルバーやマットでもmicroperfX2仕様は可能です。好みのスクリーン素材で設定することが出来ます。
    主にコンシューマー向けでTHX-ULTRAの認証を受けています。NHK(ハイビジョン)との共同開発だったと聞いています。固定画素のHD以上のプロジェクターでもモアレの発生がないように考えられたものです。
    劇場で用いられるものはCinemaperfという規格で、前提となる視聴距離が異なり、穴の直径も大きくなります。従ってコンシューマがHD仕様のプロジェクターで使用する場合、MicroferfX2を薦められると思います。
    参考URL Stewart>Screen Materials>Perfprations
    http://www.stewartfilmscreen.com/commercial/materials/perforations/perforations_commercial.html

  • Silver5Dの見た目は、アルミホイルの裏側みたいな感じでした。
    HD130G3との比較になりますが、シルバースクリーンであるが故に
    単色に近い画の時には特にキラキラ感が気になります。
    カラーバーなどを表示するとどの色も金属っぽく見えてしまいます。
    (大げさに言うとメタリックカラーのような)
    比較してるので余計にそう見えるのもあるかもしれませんが・・。
    スクリーンから3mほどの距離からの視聴ですが、もっと遠くなればその印象は和らぐ可能性もあります。

    部屋にシルバー塗装のグレモン錠扉があるのですが、
    それがライトの当たる場所にホットスポット現象がかなり出てしまっているのに対して、
    Silver5Dはほとんど気にならないのでその辺りは大丈夫そうです。

    ゲインが2.0なので多少明かりを付けてもコントラストは鮮やかです。

    HD130が穏やかな質感なのに対して、Silver5Dはくっきりとした印象です。
    個人的には2DはやはりHD130のような白マット系がよりフィルムらしくていいと感じました。

    あまり知識がないのでこんな感想くらいしか書けませんが(汗

    お尋ねしたいのですが、HALさんのスチュワートのスクリーンはマイクロパーフォX2仕様とのことですが
    X2仕様というのは、例えばビクターのLCOSやソニー、三菱などの反射型でも機種によって変わってくるのでしょうか?
    それともDLPなどの方式での違いなのでしょうか。
    HALさんはビクター仕様でのお作りですか?
    マイクロパーフォの機種限定でないタイプとで現在迷っています。
    そもそもX2仕様しかないのかもしれませんが。笑

    なんだか質問ばかりですみません。

  • TISSUES さん
    それはよかったですね。機会があれば、サンプルの感想を教えていただけるとありがたいです。

  • HALさん、丁寧にまとめて頂いてありがとうございます。

    マルチフォニック・サウンドさんに問い合わせしてみたところSilver5Dのサンプルを送っていただけることになりました。
    やはり基本はシルバースクリーンのようですね。

    アクティブ3D用のHD160-5Dも問い合わせてみましたが、こちらは夏ごろまで入ってこないようです。

  • TISSUES さんへ
    そうですね~。私もわかりません。想像ですが、以下の記載や動画を見る限り、色合いや光の反射具合からしてシルバースクリーンの一種で2D時のホットスポットを軽減したもののような気がします。IMAX3Dのスクリーンとほぼ同じものかもしれません。シネカーブのサウンド仕様が基本のようです。

    ●当サイト 「3Dプロジェクター情報」のStewart Silver 5D screenへのリンク 
    http://monolith-theater.net/hal/?page_id=9402#stewart
    ●cinenow 動画 Stewart Filmscreen Silver 5D Screen for Both 3D and 2D with THX Audio and Visual Certification (ISE 2011)
    http://www.cinenow.co.uk/videos/2856-stewart-filmscreen-silver-5d-screen-for-both-3d-and-2d-with-thx-audio-and-visual-certification-ise-2011
    ●YouTube動画 Stewart Intros New Silver 5D Screen Material for 3D
    http://www.youtube.com/watch?v=l-zx-zUeNZ0
    ●Electric houseの記事 Stewart Debuts 5D Screen Material at Museum of the Moving Image
    http://www.electronichouse.com/article/stewart_debuts_5d_screen_material_at_museum_of_the_moving_image/#When:16:05:39Z
    ●Runco 3D D-73dに関する@RuncoLiveのtwitterのつぶやき-多分これが一番判りやすいかもしれません。同じ写真にマットと5Dが同時に写っています。左端がマット、右端が5Dです。
    Runco/Stewart dealer sessions with the Runco 3D D-73d projector on a Stewart 5D screen http://yfrog.com/6ebx9j (via @RuncoLive) 

    日本で入手できるとしたら、マルチフォニックの可能性が高く、一度問い合わせてみてもいいかもしれません。
    ●マルチフォニック・サウンド株式会社:http://www.mpskk.jp/

  • はじめまして。

    Stewart5Dは、実際の見た目は通常のシルバースクリーンのように
    銀というかグレーのような濃い色をしているのでしょうか?
    それともマットなどの白に近いシルバー色のイメージなのでしょうか。

    検索してもまだ実際に使われているような情報が出てこないのでやはり不明ですよね。
    サンプルの入手方法でもあればいいのですが・・。

  • mambo さん、視聴会お疲れ様でした。
    2Dはmamboさんの印象もやはり優秀でしたか。3Dに対する感受性も私に近いですね。
    anamorphicはそういう事でしたか。PCでも3Dではスケーリングが容易ではありません。
    X9がどのくらいの価格になるかも問題ですが、一度自宅でX7でも視聴してから考えたいと思います。
    HD750でブルーレイタイトルを300本以上見て、これのどこが不満なのか今でも自問自答しています。
    レポート参考になりました。ありがとうございました。メール送信しました。

  • HALさん こんばんは

    昨日、視聴会、、行ってきました。

    HALさんのReportのとおり、2D画像の表現力は素晴しいものがありました。
    青を出しつつ、Vividな赤の表現、肌の発色、そしてニューヨークの夜景など暗いシーンでの
    透明&奥行き感など、素晴しいですね。
    昔、ニッパーズで見たD-ILA初期の2千万円クラスと同じレベルと感じました。

    3D、、、、デモでのスクリーンサイズは100inchだったのにも拘らず
         フリッカーが気になりました。特に白などトップ部でのちらつきが
         気になり、これでは200inchなではかなりゲインが高いものを持ってきても
         ダメでしょうね。

    どうせきっちり組むのであれば、Dual Proj/偏光方式でしょうね。

    懸案事項の
    1.anamorphicは、本体内でVstrech(anamorphic mode)を行いつつ3Dを動作させることは
      「できません」とのことでした。
       残念でした。

      もしXシリーズでAnamorphic/3Dを試そうとすればDVDO iScanのようなHDのVstrecherが
      3Dに対応していて(odd/evenを綺麗にstrechできること)、そのStrech画像をXシリーズに
      送り込んで3D動作させるてが考えられますが、、、、、

    2.X9の販売予定とその時期、出荷台数
      残念ながら、前回同様、9–型番の扱いは
      『海外では、「お金に糸目はつけないから最高のものを」というお客さんが多いのですが
       日本ではそれほどではない』からだそうです。
      ですが、検討中だそうです、12月上旬のX7/X3の発売後に何かアナウンスがあるかも?

    メールでお知らせしたいことがございますので、一度メールをいただけると幸いです。

  • mamboさんへ
    あ~anamorphicの事は聞き忘れました。出来ると思いますが確認するつもりでした。機会があればお願いします。それとX9の販売予定とその時期、出荷台数も出来きればお願いします。
    でもDLAのスタックは夢がありますね。当方ももくろんでいますが、やはりスクリーン周りが思案のしどころです。しばらくコレで楽しめそうです。

  • 早速の詳細レポート有り難うございます。
    とても参考になりました。

    メーカーが家庭用150~200inch Dual 3D再生をマーケットとして
    見ていないのであればこれでもう私の進むべき方向性は出たようです。

    『PCのデュアルネイティブ出力にHDproj2台+偏光メガネの組み合わせ』
    後はSilverScreenの設置方法のみです。(何せ天井高が低いものですから)
    Screenは幸い国内物でGainがS社よりやや落ちた感じのものが入手できるので
    光透過率の良い波長板(直交方式のみ)を使えば何とか使えるでしょう。

    これで2DタイプのD-ILA機がお値打ちになってくれれば、無限遠点だった
    射程距離がやや近づいたかな?

    ところでAnamorphicはいかがでしたでしょうか?
    圧縮画像なだけなので、問題は無いはずですけれど、、、、、
    ストレッチでodd/evenが崩れるのでしょうか?
    その画像を表示してる時は他方が閉まっているんだから問題ないはずですよね。

    もし未解決ネタがあれば 11/13に確認取りましょう。

Leave a Reply