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Victor DLA-HD750
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HAL

hardware review of home theater and self-made devices

Victor DLA-HD750

VictorのDLA-HD750を購入、DLA-HD100と入れ替えました。コントラストがよく、使い勝手も向上しています。HD100と比較しながらHD750のファーストインプレッションを書いてみます。

1. HD100からHD750への変更点
2. インストール
3. 調整画面
4. 画質
5. 総評

デュアルHD750でのスタック投射に関する記事を追加(2011-8-26) http://monolith-theater.net/hal/?p=13190

 

1. HD100からHD750への変更点

仕様によるとネイティブ50000:1という高いコントラスト、光学系もストレートになり200Wで900lmと輝度が上がっています。2階の映写フロアに設置するので、2倍の電動のズーム、レンズシフトとレンズカバーはありがたい仕掛けです。筐体の重さは11キロとほぼ変わりませんが、縦長になっています。

2. インストール

architect_sideview_v2

シアタールームは専用でリビングとの兼用はしていません。プロジェクターは2階のフロアに自作の設置台に天地逆にして吊り下げています。200インチの投射距離は6.06mと変化ありません。天吊用のナット部はHD100と同じくM5です。

dla_hd750_c1

HD750の筐体は全面が艶のある黒で高級感があります。設置のために4本の脚をはずし、自作の台に吊り下げます(プロジェクター設置台の自作記事参照)。HD100とはねじ穴の位置が違うので、仕様書どおりの位置に電動ドリルで自作台に穴を新設します。レンズ位置がオフセットになっているので、光軸を合わせるために台の位置を右に移動しています。

cable

電源は200V駆動のアイソレーショントランスCSEのTX2000からとり、信号入力はHDMI2系統のみ使用します。電源ケーブルはoyaideで、コネクタがM1/F1、ケーブルはTUNAMIの切り売りで自作しています。HDMIケーブルはSAECのsupraを使用しています。一つはPioneer BDP-LX91の映像分離出力から、もう一つはHTPCのradeon映像分離出力からの入力です

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HD750の入力端子はサイドにあります。リモコンは小ぶりで軽量です。一番下のボタンでライトが数秒点灯します。後ろ向きに本体に向けなくてもスクリーンに向けて操作が可能で、反応もよく使い勝手は良好ですが、一つだけ気になる点があります。右上のINPUT切り替えで、押すごとに全入力を巡回する仕様になっている事です。HDMIをはじめとして、各端子認識時間が長いので、HDMI1とHDMI2を頻繁に切り替えて画質比較するなどの使い方には向いていません。HD100のように個別入力ボタンのほうが便利です。

3. 調整画面

dla_hd750_t0

以下の写真は200インチスクリーンに投影された映像を5m離れた位置からやや見上げた状況でデジタル一眼レフCANON EOS50Dのプログラムモードで撮影したものです。ややゆがんだ映像で、色の再現も見た目どおりではありません。調整メニューは判りやすく簡潔です。上はカラーのパターン表示とクロスハッチです。デフォルトで十分な品質を備えています。下に主な設定メニューを掲載します。切り替え動作は早く、新たに加わったメニューも適切です。

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ズームとフォーカスの調整場面。中央に操作方法まで解説したメニューが表示されます。電動の動作はスムーズですが、停止位置が思い通りに決まらないことがあります。

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レンズシフトと台形補正。これは3管の時代から出来るだけ使わないようにする癖がついています。位置決めは設置条件を煮詰めるのが基本です。

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画質調整には9つのプリセットがあります。キセノンのシミュレーションモードやTHXモードを備えています。レンズアパチャーも効きますが当分使わない設定で鑑賞してみます。入力信号のHDMIメニューにオートが選択できるのは便利です。入力機器やディスクによってスタンダードとエンハンスを切り替える必要がなくなります。

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設置メニューの中に画素調整があります。HD100では若干補正していましたが、レンズがいいのか、設置が決まったのか、今回ズレはありません。3管のレジストレーションに比べるとすっと楽でスマートです。

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ランプパワーは漆黒の環境では標準でも明るすぎるくらいです。Pioneer BDP-LX91を入力すると、Deep Colorは12bitと表示されます。

4. 画質

HD750はHD100に比べると画面が明るくコントラストが強い印象です。解像感は変わりませんが遠近感がより出ています。ただしコンシューマーレベルではマニアックでハイエンドな領域かもしれません。下位機種のHD350やHD100でさえ単独で観ると十分なパフォーマンスです。かつてSchneiderのanamorphic  lensをHD100に装着してみましたが、HD750よりコントラスト感のある映画館でみているようなフィルムライクな映像でした。HD750にSchneiderをつけるとどんな事になるのか楽しみです。

5. 総評

非常に優秀です。煮詰めた環境ではHD100との差が歴然とします。Victor DLA-HD750はスペックを追うマニア向けのハイエンド機です。


この記事は2011-09-06に更新しています。初稿に加えた重要な変更箇所は赤で記載。

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