プロジェクター設置台の自作
プロジェクターは自作の台を作り、天地逆の天吊り仕様にして2階に床置きしています。一般的ではありませんが、一階フロアに天吊りするにしても、同じような工作が出来ます。木工工作は融通性があって、オリジナリティーを出すのに非常に有用です。何より低コストて作ることが出来ます。左の写真はVictor DLA-HD100を天地逆に吊っていますが、木材の材料費は1000円かかっていません。
2008.12.26
次の写真は後方からのショットです。
木材はSPFのツーバイフォー規格のもので180センチで一本200円台です。固定はコーススレッドの箱買いストック品。ハンドルは汎用取っ手。吊り下げは長ねじ棒をカットして使用しています。プロジェクターの脚をはずしてM5のねじ棒を使い、上部は蝶ナットで長さの調整を行います。上部中央は設置調整の際にレンズ中心線を出すためのマーカーです。視界には入らない機材なので着色は適当ですが、黒の水性つや消しを使っています。
最近の水性ペイントはとても性能がよく愛用しています。以前は油性を使っていましたが、難易度が高く、綺麗な仕上がりにするのには相応の経験を要します。実はこの台は以前、油性の茶色を塗っていた端材で、黒が定着していない部分があります。
実際に所定の位置に設置した様子です。2階の床に直置きしています。スクリーンまで約7mの距離です。このプロジェクターは縦長ボディーのDLA-HD750ですが、当初DLA-HD100で設計したため、吊り下げ穴が部材の端ぎりぎりの位置に来ています。前方の壁はDIYで光軸に応じた範囲で開口部を新設しています。左はプロジェクター専用のステップダウントランス(CSE)です。大まかな調整は台の前後左右の移動で行い、細かな調整は蝶ナットで行います。
一階から観たプロジェクター(Victor DLA-HD750)の様子です。踏み台を利用してスクリーン付近の高い位置から撮影しています。レンズは中央に来ています。左右はサラウンドバックスピーカーです。フロントスピーカー対向壁面にはDIYで吸音材の布団張りを施しています。
スクリーンから離れると、プロジェクターは見えません。写真では開口部にライトをあてて見やすくしています。動作音は全く聞こえません。リモコンはスクリーンに向けると動作します。
日曜大工暦は10年程度ですが、ホームシアター関連の工作は大変面白く、コストパフォーマンスに優れています。AV機器関連の工作では、誤差1ミリ以下の正確な採寸、墨つけと裁断が必要です。
使用材料:SPF180cm(9×3.5)x2, コーススレッド30本前後、塗装アサヒペン水性つやけし黒、
工具など:電動まる鋸、電動ドライバードリル、ジグソー、電動カッター。
工作所要時間:工作1時間、塗装完了まで4時間。
この記事は2009-02-08に更新しています。初稿に加えた重要な変更箇所は赤で記載。