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Geforce GTX480とAuzentech X-Fi HomeTheater HDを使ったblu-ray lossless pass-through
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HAL

hardware review of home theater and self-made devices

Geforce GTX480とAuzentech X-Fi HomeTheater HDを使ったblu-ray lossless pass-through

2D Blu-ray lossless pass-through
with Nvidia Geforce GTX480 and Auzentech X-Fi HomeTheater HD
by PowerDVD 10 (3D-HTPC  part2)

PowerDVD10を使って、HD audioのビットストリーム出力を検証してみました。今回はNvidiaとAuzenの組み合わせです。いずれもPowerDVDによるブルーレイ再生に対応していて、更にAuzentech X-Fi HomeTneater HDはHDオーディオのビットストリーム出力、すなわちHDMI 1.3a bit-stream lossless pass-through に対応しています。3D-HTPCはPCは来るべきブルーレイ3Dに対応する事を目的とした仕様ですが、2Dブルーレイのフルスペック再生が問題ない事を検証する事が今回の目的です。

3D-HTPC Part1では3D立体視可能なセットアップを掲載しました。Part3では2D-3D変換機能を検証しています。 
Nvidia 3D Vision by GTX480 and Acer GD245HQ (3D-HTPC part1)
TrueTheater 3D (PowerDVD 10) の音声と立体映像 (3D-HTPC part3)
自作PCでのブルーレイ3Dディスクの再生 (3D-HTPC part4)
TotalMedia Theater 3 PlatinumでのBlu-ray 3D再生(3D-HTPC part5)

 

 INDEX
—————————————————————————————

1.  はじめに
2. AV環境
3. PC環境
4. ELSA Gladiac GTX480のセッティング
5. Auzentec X-Fi HomeTheater HDのセッティング
6. PowerDVD 10の設定
7. Full HD 1080p, HD audio出力検証

7-1. Full HD 1080p 動画のパフォーマンス
7-2. HD audioのパフォーマンス

8. 最後に

注記:文中の「パススルー」と「ビットストリーム」は同じ意味で使っています。

 

1. はじめに

Radeon HD5870、Corei5 661ではそれぞれ単体で1080p HD映像とロスレスHD音声パススルーでの再生能力を持っています。現時点でNvidia Geforceシリーズ単体ではできませんが、サウンドカードを併用すると同様の出力が可能になります。ちなみにGeforce単体ではHD coreオーディ、すなわちDolby digital やDTSはHDMI経由でビットストリーム出力可能です。これに関してはPart3に詳述しています。

Auzentec X-Fi HomeTheater HDはPowerDVD9からブルーレイHD音声ビットストリーム出力に対応しているサウンドカードのひとつです。以下ではGeforce+Auzen+PowerDVD10でフルスペックブルーレイトランスポートとしての性能を検証しています。

参考までに過去に掲載したブルーレイロスレスHD音声パススルー対応の1080p HD映像出力可能な自作PCを列挙しておきます。

1) UDT2010 (Intel Corei5) 2010.05.11
2) AH55BDP (Intel Corei5)  2010.03.12
3) HTPC9.11 (Radeon HD5870) 2009.12.03
4) ASUS XONAR HDAV1.3 (rev1.02) + Radeon HD4850 + Windows7 2010.01.12
5) ASUS XONAR HDAV1.3(rev1.01) + RadeonHD4850+Windows Vista  2008.12.18
6) Auzentech X-Fi HomeTeater HD + Radeon HD 4850 + Windows Vista 2009.09.16

1)2)はCorei5がHD映像・HD音声を、3)ではRdeon5870がHD音声とHD映像を、4)5)6)ではHD映像は4850、HD音声はASUSとAuzenが担当しています。今回はGeforceがHD映像を、AuzenがHD音声を担当する事になります。

 

2. AV環境

gtx480_auzen_002 

200インチスクリーンとJBL ScreenArrayを使ったシネマシステムを使っています。PowerDVD10からの映像はGTX480からのHDMI映像出力をAuzenに入れ、ビットストリームロスレス音声を加えIntegra DTC-80.1でデコードしています。

 

3. PC環境

今回のブルーレイ再生は立体視が可能な3D-HTPCを使っています。パーツの構成の詳細とデモ動画の立体視のパフォーマンスは、Nvidia 3D Vision by GTX480 and Acer GD245HQ (3D-HTPC part1)に記載しています。この3D仕様のPCで2Dブルーレイの再生を試みてみました。

3dhtpc0281

 

  ハードウエア仕様一覧
  OS
Windows 7 Ultimate x64
  MB
ASUS MAXIMUM3 EXTREME (P55)
  CPU
Corei7 870
  IDE/SSD
Intel SSDSA2M0G2GC 80GBx2 (ICH10R RAID0)
  Memory
memory: UMAX DDR3-1333(PC3-10600)2GBx4
  PSU
Super Flower SF-1000R14HE (!!)
  Blu-ray Drive
Pioneer BDR-S05J (firmware 1.08)
  Sound Card
Auzentech X-Fi HomeTheater HD
  CPU cooler
Prolima Tech Magahalems RevB
  3D 関連
  monitor   ACER GD245HQ
  Glass Emitter   NVIDIA 3D Vision Glasses Kit
  VGA   ELSA Gladiac GTX480 (ASUS ENGTX285)

 

3. ELSA GLADIAC GTX480のセッティング

3dhtpc0241
ELSA GLADIAC GTX480: 2つのデュアルリンクDVIとmini-HDMI端子と備える

 powerdvd10_006

ドライバは260シリーズのベータドライバーを使用しています。上記の2つをインストールし、3D Visionのセッティングを終えた状態です。

powerdvd10_008gtx480_auzen_011

powerdvd10_007gtx480_auzen_010

Nvidiaのコントロールパネルです。マルチディスプレイを構成しています。Acer GD245HQとはDVIデュアルリンク120Hzで接続しています。AVアンプIntegra DHC-80.1とはAuzen経由でHDMI接続です。Auzen付属のDVI-HDMI変換アダプターを使っています。プロジェクターVictor DLA-HD750を繋いだDHC-80.1では60,59Hz, 24,23Hzのプルダウンメニューが出てきます。後述しますが、60Hzしか機能しないようです。またここではHDMIに音声を乗せるかどうかの設定タブが用意されています。AVアンプで音声のデコードを行うときは「オーディオ有効」を選んでおきます。

 5. Auzentec X-Fi HomeTheater HDのセッティング

インストールと基本的なセッティングは以前の記事と同様ですが、ドライバのバージョンが4.5に上がっています。
powerdvd10_005

Auzen X-Fi HomeTheater HD (2009.09.16) ←当サイトの以前の記事へのリンク

ドライバのバージョンアップは、製品添付の古いドライバをインストール後、ダウンロードした新しいドライバを上書きします。結構重たいファイルで、経過中「応答なし」等の表示が出たりしますが、放っておくと終了します。ビットストリーム出力はデフォルトの状態でセットアップされているので、取り立てて変更する必要はありません。設定を変更した場合はAuzenのコンソールでデフォルトボタンをクリックすると復元します。

gtx480_auzen_012

デバイドライバは上の表示になります。サウンドコントローラーはAuzentechの他にGeforceのNVIDIA High Definition Audioが4つ列挙されています。Dual streamが2つという事でしようか。

gtx480_auzen_013

 サウンドのプロパティーでは「デジタルオーディオ(HDMI)」を規定のデバイスに設定しておきます。Auzentechの場合RadeonやCore i5などのようにWindows7のものではなく、独自のAPIでビットストリームを行います。従って、前記のデバイスのプロパティーを表示させると、「サポートされている形式」の「エンコード形式」にはDolby TrueHDやDTS-HDなどのHD audioの表示はありません。

 

 6. PowerDVD 10の設定

powerdvd10_004

powerdvd10_010(情報表示のバージョン)

ダウンロード購入版です。現在1705までバージョンが上がっています。夏にはブルーレイ3D再生に対応したMarkIIが無償配布される予定です。

powerdvd10_015

PowerDVD10を起動して「設定」の「音声」で「スピーカー環境」を「HDMIを使用」に設定します。ブルーレイディスクを入れディスクメニューから音声をTrueHD等に設定し再生を始めると、先の「スピーカー環境」に「デコードされていないハイデフィニッション音声を外部デバイスへ」の選択肢が現れるのでこれを選択するとTrueHDがビットストリームで出力されます。このプロセスはPoweDVD9と同様です。その他はなにも扱っていないデフォルトの状態です。

 

7. Full HD 1080p, HD audio出力検証

結論からいうとブルーレイのTrueHDとDTS-HD MAは問題なく出力できます。1080p動画は改善の余地を残しています。映像はAcer GD245HQの120Hzにも表示可能です。

 powerdvd10_001powerdvd10_009

PowerDVDの情報表示ではHD音声の仕様とともに出力形式ではCompressed dataと表示されます。

powerdvd10_014

 ブルーレイを再生している時のリソースモニターです。CPU使用率は10%以下です。PowerDVD10.exeのスレッドは80台、CPUは平均6.32個使っています。最大8から最小5までの間を推移します。非常に安定しています。

super HiVi CASTとアバター全編を通して觀てみました。PowerDVDもNVIDIAドライバもデフォルトの状態です。デュアルモニター構成で、Acerはコントロールやリアルタイムのデータモニターとして使い、映画の映像は拡張デスクトップのDHC-80.1側に表示させています。

gtx480_auzen_016

手前がAcer GD245HQ 120Hz表示。奥がAcerから6メートルの距離にある200インチスクリーンに投影されたブルーレイ「アバター」の映像です。露出時間の関係で手前のAcerの表示は露出オーバーで写っていませんが、CPU利用率や各種モニターを行っています。(広角レンズで撮影。Acer上部の緑のLEDはNVIDIA 3D VISIONのエミッター)

7-1. Full HD 1080p 動画のパフォーマンス

基本的には美しいHD動画です。しかし大画面では時にカクツキを感じます。発色はモニター調のすっきりとした映像です。解像感はLX91にはやや劣りますがコントラストは良好です。ドライバの調整で追い込めるかもしれません。動画のカクツキは原因不明ですが、視聴上は問題ないレベルです。

gtx480_auzen_015

ブルーレイ「アバター」のスクリーン映像。Victor DLA-HD750で投影した映像にHD750の情報表示を重ねたショットです。NVIDA側では24Hzに設定しているにも関わらず、60Hzで表示されています。12bit映像。

7-2. HD audioのパフォーマンス

Dolby TrueHD, DTS-HD MAは問題ありません。音質も良好です。Pioneer BDP-LX91とは簡単には区別がつきませんが、若干中低域に違いがあります。LX91のほうが肉声にも迫力があります。

gtx480_auzen_014

アバター再生中のIntegra DHC-80.1の表示。dts-HD MSTRの表示はビットストリームをデコードしている事を示しています。DHC80.1はPrologic IIzに対応しているので、フロントハイトチャンネル(LH,RH)が有効なモードで視聴しています。スクリーン上方まで音場の広大な広がりが楽しめます。

 

 8. 最後に

GTX480とAuzenの組み合わせではPowerDVD10からマルチディスプレイ下でも1080p映像とHD audioのパススルー、すなわちビットストリーム再生が可能です。ブルーレイ再生に関するドライバの完成度はRadeonのCatalystやIntelのHD Graphicsには及びませんが、今後のアップデートに期待します。


この記事は2010-08-11に更新しています。初稿に加えた重要な変更箇所は赤で記載。

3 Comments

    monolithさん

    丁寧なご回答ありがとうございました!!
    大変分かりやすい説明感謝しております。
    また、悩んでいる点についてポイントをついたご説明をしていただいており、
    とても参考になりました。流石です。

    時代の流れ的に今やSandy BridgeかVGAでのパススルーといった感じですね。
    これもSandy Bridge等のマザーでというのが主流になってきそうな気がします。
    ただ、この構成にした場合、いつかDenon AVP-A1HDの後継機が欲しくなってしまうのが間違いないことが難点です(笑)

    今回は、現状そこまで揃える余裕がないために安価により良いものをと思い、ASUS XonarかAuzenに白羽の矢を立てた次第です。
    私は元々RADEON派であることもあるので、買いやすくなったHD6970を狙いたいと思います。

    また、マザーはASUSのP5E64 WS Evolutionを利用していることもあるので、ASUS Xonarと一緒で良い感じですし、ぜひ推奨いただいたRadeon HD6970+ASUS Xonar+TMT5で検討させていただきたいと思います。

    これからも更新を楽しみにしております。

  • hamazoさん お久しぶりです。
    まだページを見ていただいていたとのこと。ありがとうございます。

    ブルーレイ(2D)のフルHD映像およびロスレスHD音声パススルー出力ができるVGAおよびサウンドカードのベストの組み合わせについて私の印象を書いて見ます。
    サウンドカードを使う場合(A)とそうでない場合(B)に大きく分けて見ます。まずhamazoさんの意向に沿って

    (A)サウンドカードを使う場合です。

    ご指摘のとおり依然としてASUS XonarかAuzenの選択肢しかありません。すでにご存知とは思いますが、わかりやすくするためソフト、ハードの相性やドライバの出来も含めて書いてみます。Auzenの方がダイナミックな音がしますが、ASUSは綺麗な美しい音質です。基本的にはASUSはTotalMedia Theater(TMT), AuzenはPowerDVD(PDVD)との相性が良好ですが、ASUSのほうがドライバの出来が良く、より多くのハード、ソフトと互換性がある印象です。Auzenの場合はRadeon, PowerDVD(PDVD)との組み合わせが無難です。ASUSはRadeon, Nvidiaいずれでも良く,またPDVDでもOKですがTMTとの相性が良好です。

    ASUS Xonar HDAV1.3 Deluxe (Win7 x64) ロングランレポート

    逆にサウンドカードを使う場合のVGAの選択としては、Radeonが無難です。ドライバのバージョンにもよりますが、動作は安定していて画質、特に発色に魅力を感じます。結局私としてはRadeonとASUS, TMT5の組み合わせがベターだと感じます。Radeonの中ではHDMI1.4を想定するならHD6xxx系のミドルクラス以上がお勧めですが、2DのみならHD4xxx, HD5xxxのミドルクラス以上でもいいと思います。

    (B)サウンドカードを使わない場合。

    最近のRadeon, Nvidia のVGAはHDオーディオのパススルーに対応しているので、サウンドカードが必要ありません。サウンドカードを使う場合、音声と映像は別の経路による分離出力も可能ですが、この場合基本的にはHDMI1本でVGAからHD音声とHD映像を伝送する事になります。RadeonではHD5xxx以降,6xxxなど最近のものは全て対応しています。NvidiaはGTX460一択です。またIntelのGPU内臓CPU(Clarkdale, Sandy Bridge)も同様の事が出来ます。この場合VGAも必要ありません。マザーのHDMIからフルHD音声のパススルーとHD動画の出力が可能です。具体的にはCore i5 661, Core i7 2600(k)などがお勧めです。特にCore i7 2600k(Intel HD Graphics3000)とH67チップセットの組み合わせは動作が安定していて好印象です。また上記は全てPDVD,TMTに対応しています。音質はどれも大きな違いはありませんがSandy BridgeのIntel HD Graphic3000が好印象です。OSはWindows7が必須です。

    このあたりはOnkyo PR-SC5508のHTPC互換性で示した下の図がわかりやすいと思います。Radeon, Nvidia, Intelの3種のフルHD再生を比較したブロックダイアグラムです。GTX480以外はフルHD再生が可能です。もちろんシングルモニタでも動作します。Compatibility of PR-SC5508 with Blu-ray 2D HD audio pass through via built-in Sound Device of NVIDIA,AMD and Intel HD Graphics

    なお以上はWindows7認証を受けたAVアンプ(Integra DHC80.1, Onkyo PR-SC5508)で可能なことは確認していますが、そうでない場合相性問題が起き、EDID override driverを使用しないとHD audioのパススルーが出来ない場合があります。

  • 大変ご無沙汰しております。
    以前、5年半ほど前にHDSP9632の自作ケーブルの件で
    お世話になったものです。
    今も変わらず素晴らしいホームページを楽しく拝見させていただいています。

    以前のメール先にメールさせていただこうと思ったのですが、
    送付できなかったので、こちらに記載させていただいたことお許しください。

    実は、monolithさんのご意見を伺いたくメールさせていただきました。
    記事にもあるブルーレイロスレスHD音声パススルー対応の1080p HD映像出力についてなのですが、
    今現在であれば、どのような構成がオススメでしょうか?
    (monolithさんの私見で構いません。)

    今のところ
    RADEON+Auzen X-Fi Hometheater HDか
    RADEON+ASUS Xonar HDAV1.3 Deluxeか
    で考えています。
    ある程度音声も重視していることもあり、Auzen X-Fi Hometheater HD
    を選択したいと思っているのですが、どう思われますでしょうか?

    あとグラフィックカードについてもブルーレイロスレスHD音声パススルーに
    関して言えば、直近ではnVidiaよりはRADEONかなと考えており、RADEONを選択した次第です。

    RADEON製品でオススメのものも教えていただけるとありがたいです。
    また、上記構成よりもよりベストな構成があるようであれば、
    ご教示いただけると幸いです。

    お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い致します。

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