HAL

hardware review of home theater and self-made devices

Clarkdale for HTPC (hardware setting)

Bitstreaming Trial of High Definition Audio by H55-Corei5 661,Clarkdale (1)

最近当サイトに海外からの、特に米国とフランスからのアクセスが非常に増えたので、本稿では英語の表記を多くしています。特に英語が得意なわけではなく、語学能力は義務教育程度、いやそれ以下で珍妙な単語羅列の和製英語です。文法や発音は無茶苦茶でも、海外のフォーラムへの書き込みやXbox360のボイスチャットで海外の友達も増え、気楽な英語を楽しんでいます。見苦しくて申し訳ないですが、習うより慣れろで、練習がてら書いています。

Summary
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GPU統合型のCorei5 661とH55チップセットを備えたmicroATX マザーボードで、ブルーレイのビットストリーム出力が可能なHTPCを設定してみました。まだ世に出たばかりですが、HD音声のビットストリーム出力が可能です。Clarkdale for HTPC (hardware setting)では、今回使用したパーツの構成とその設定を記載しています。続編ではプレーヤの設定やHD音声出力能力を検証します。
Bitstreaming Trial of High Definition Audio by H55-Corei5 661,Clarkdale (2)
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Index
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1. Introduction
2. Asus P7H55D-EVO
3. Corei5 661, Corsair 8MB, Intel SSD 80GB
4. AHCI mode
5. Intel HD Graphics
6. Memory setting and light tuneup
7. AV receiver : Integra DHC-80.1
8. Device manager and sound property
9. Impression
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1. Introduction

Core i5, i3 はGPU統合型のCPUで、H55,H57 等のチップセットとの組み合わせで、blu-ray のHD audio のbitstreaming が可能であるとされています。Intelは今回のGPU設計にあたり、メジャーなメディアプレーヤーメーカーと連携し、また多くの一般的なAVアンプでテストを重ねたとも言われます。発売されて以降、現時点では海外にもClarkdaleを使ったHD audioの実証報告は見当たりません。仮組みの実機を前に、考えうるあらゆる組み合わせで試行錯誤してみました。Dual coreながら32nmプロセスで製造されCore 2 Duoの後継と見られる新CPUのHTPCとしてのパフォーマンスは如何に?

 2. Asus P7H55D-EVO

拡張カードは必要ないので、ATXではなくmicroATXを選択しています。H57のmicroATXは後に出てくるでしょうが、H55との大きな違いはRAIDくらいです。記録メディアにSSDが使えるので、速度的にはH55でも十分です。SATAの6Gbpsがないのは残念ですが、USB3.0は付いています。これはファイル再生などに利用できるかもしれません。

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ATXに慣れているととても小さく感じます。Sound はALC889がついています。HDMIと光が同じブロックになっています。

3. Corei5 661, Corsair 8MB, Intel SSD 80GB,

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CPUはCorei5 661です。3.33GHzのhypert threading dual core で GPUが900MHzと今回発売なったものの中ではGPUの性能が高いモデルです。メモリーはCorsair でDDR3-1600、XMP1.2対応のものを計8GB使用しています。電源は350Wで問題なく動きます。CPUクーラーはロープロファイルトップマウントファンを使っています。サウスブリッジがかなり熱くなります。本来必要ありませんが、念のため6センチ補助ファンを置いています。今回は動作検証が主なので、スペーサーをつけてアルミの棚に直おきです。アルミケースは製作中です。かなりコンパクトに仕上がりそうです。後にオーバークロックしたので、写真では1200W電源を使っています。

MB: Asus P7H55D-M EVO (Bios701)
CPU: Corei5 661
SSD: Intel SSDSA2M0G2GC 80GB (firm 2CV102HD)
memory: Corsair CMX4GX3MsA1600CB, 2GBx4.
PSU: Seasonic SS-350SFE/S, ( Abee E-1200EA)
Blu-ray Drive: Pioneer BDR-S03J-BK
CPU cooler: Scythe Big Shuriken
OS: Windows7 Ultimate 64bit

4. AHCI mode

いつもと同じOSのインストールからwindows updateまでの作業です。しかしこのマザーには注意点があります。出荷時のbiosはAHCIモードを持っていないので、アップデートする必要があります。これがわからず手間がかかりました。いつものように添付のドライバディスクを起動ディスクにしてAHCIドライバディスクを作ろうとしても立ち上がりません。多分H55がRAIDに対応していないので、ブータブルにしていないのかもしれません。CDの中にもそれらしきものがありません。サイトにもありません。できないものと諦めて仕方なくIDE enhanceでインストールしましたが、biosを701にアップデートするとAHCIモードが現れました。再びインストールのやり直しです。AHCIドライバはIntelからダウンロードしたものを使っています。

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5. Intel HD Graphics

ASUSのマザーですがIntelのサイトでGPUドライバをアップデートしています。インテルのコントロールパネル>サポートタブからダウンロードサイトにリンクしています。自動診断機能がついているのが便利です。

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ディスプレイドライバの設定画面です。わかりやすく簡単です。最低限の必要な機能は備えています。写真ではPCモニタとプロジェクターのデュアルディスプレイで拡張デスクトップを設定しています。プロジェクターは「デジタルテレビ」と認識され、24Hzの設定も可能です。動作は安定しています

6. Memory setting and light tuneup

このCPUはmemoryの性能が重要と思われます。X.M.P.対応のメモリーではbiosにセッティング項目があるので有効にしています。またマザー付属のツールで若干overclockする事もできます。以前はoverclockも興味の対象で、チラークーラーを使ったオリジナル水冷システムで運用していました。CPU周波数、メモリータイミングや電圧を変えながら再起動の繰り返しです。しかし最近は省電力高性能のCPUとなり、お手軽なソフトウエアもついているので便利です。

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SSDは最新のファームウエアにアップデート。今までPhotofast, Vertex, Toshibaを使ってきましたが、Intelは高性能でメンテも簡単。最も安心して使えます。AHCIモード、最新ファームで最善のパフォーマンスを発揮します。

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 最終的に3.33から4.02GHzに周波数が上がっています。GPUは900から967MHzになっています。20%程度の軽めのチューンです。結果Experince Indexも若干上がります。メモリ関連の設定を変えた結果、特にグラフィック関連の数値が5.2から5.5へとよく反応しています。このCPUの特徴が出ています。

  7. AV receiver : Integra DHC-80.1

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AVアンプはPCとの互換性を考慮してIntegra DHC-80.1を使っています。Denon AVP-A1HDも一通り試していますが、EDID Overrideを使ってもIntegraでできることがDenonでは出来ないケースがあります。

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このプリアンプはDolby Prologic IIz に対応した9.1ch仕様です。写真上がHDMI入出力、下がアナログバランス出力です。今回スクリーン裏左右に二つのhightスピーカーを増設して、10chにしています。Superwooferが2chあるので、計11本のバランス出力が出ています。メニューはわかりやすく、フロントボタンもシンプルで動作も確実。非常に賢いアンプです。Windows7認証をとっています。

8. Device manager and sound property

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続編に詳細を記載しますが、 この設定でHD audioのビットストリーム出力が出来ます。GPU統合型なので独特の表示です。サウンドデバイスはインテルのGPUが持っているようです。Radeon HD5000シリーズに似ています。「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」には「インテル(R)ディスプレイ用オーディオ」と表示されています。Realtekのサウンドデバイスは削除してもいいかもしれませんが、dual streamの正体が知りたいのでデフォルトのままにしています。

アンプの認識は、モニタータブでは「汎用 PnP モニター」ですが、サウンドのプロパティーでは「DHC-80.1」と表示されます。これを「規定のデバイスに設定します。

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実際にWinDVDでブルーレイを再生している写真です。TrueHDやDTS-HD MAの再生は問題なくできます。再生時のCPUは2スレッドが利用され、10%程度です。これらは続編で詳述する予定です。

9. Impression

コンパクトで通常の動作は軽快です。冷却ファンは羽根が確認できるくらいゆっくり回るので、音もうるさくはありません。PC probeでアイドリングは室温+5度、動画負荷でもあまり上昇しません。ATX, VGA, Sound cardが必須の状況に慣れているので、未だにこの物理的環境に違和感を覚えます。とても賢いコンパクトシステムです。動画を含め、PCの性能を上げるには高性能のメモリーが有用です。

次回設定など詳報しますが、ブルーレイのHD映像はカクツキもなく美しい動画です。HD audio のbitstreaming 音声も見事です。HTPCの歴史を塗り替えそうです。

Bitstreaming Trial of High Definition Audio by H55-Corei5 661,Clarkdale(2) に続く


この記事は2010-01-24に更新しています。初稿に加えた重要な変更箇所は赤で記載。

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