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AVプリアンプスイッチャー(11ch, 2:1)
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HAL

hardware review of home theater and self-made devices

AVプリアンプスイッチャー(11ch, 2:1)

AVプリアンプの音質を比較する目的で、切替器を作ってみました。勿論オーダーメイドで自作ではありません。2系統11chセレクターです。

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INDEX

1. はじめに
2. 外観と仕様
3. セットアップと信号経路
4. HTPCのEDIDコンパティビリティー検証システムとして
5. 最後に

1. はじめに

 AVプリアンプを切り替え、音質を比較するのはマルチチャンネルの場合とても面倒です。最近のプリアンプの出力は7.1から9.2チャンネルほどあり、差し替えながら比較するのは手間も時間もかかり実質上不可能です。そこで一気に切り替えるマルチチャンネルスイッチャーを作ってもらいました。HTPCでは2つのアンプを切り替えて、EDIDを同時に取得できるのも便利です。

依頼先はスタジオや放送局などに機材を収めているプロオーディオ専門店で、通販での購入です。事前に筐体、使用パーツや回路図などメールで1ヶ月にわたり打ち合わせています。

2. 外観と仕様

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3Uラックマウント仕様です。前面は電源スイッチ、背面は2対1の11chバランス端子が並んでいます。2つの11chのセットから任意のものを選び、出力できる仕様です。切り替えは5mコード付きのリモコンで行います。事前の打ち合わせで、今後のチャンネル数の増加も想定してカスケード接続端子を儲けています。同じ仕様のスイッチャーをカスケード接続すると、ひとつのリモコンで何チャンネルでも切り替えができます。

アルミのヘアライン仕上げの立派な筐体で、カスタムメイドにしては高級感があります。

3. セットアップと信号経路

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セットアップの様子です。左はIntegra DHC80.1, 右が今回のスイッチャーです。棚下にDenon AVP-A1HDがありバランスコードは棚の隙間から上げています。

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A systemは上段Integraから、B systemは下段Denonからの入力で中段がSystem outです。IntegraはPrologic IIzで11ch出力ですが、Denonはハイトスピーカーの設定がなく全9chです。わかりやすくするため、チャンネル名を書いたテプラを貼っています。

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Integra側の出力です。コードは自作を多用しています。ケーブルの差し替えでケーブル評価もできます。

アナログバランスケーブルの自作の記事へのリンク

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トグル式のリモコンです。コードが5メートルあるので。視聴位置に座って切り替えができます。恐ろしいことに手探りで切り替えると、ブラインド視聴になります。

 

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信号経路図です。Pioneer BDP-LX91のHDMI main端子 でビットストリーム音声出力を出し、Simplism のHDMI Splitterの機能を使って同じ信号をIntegra DHC80.1とDenon AVP-A1-HDに入れています。それぞれのプリアンプのバランスデコード出力を今回のスイッチャーに入力しています。リモコンでAを選ぶとIntegra, Bを選ぶとDenonからの信号が以降のシステムに流れます。マルチアンプシステムにしているので、最終的には21チャンネルのラインになります。

切替時のノイズはなく、ボリュームを入念に合わせておけばどこで切り替わったか全くわかりません。非常に厳密な比較試聴ができます。スイッチャーを入れることによる音質劣化はあると思われますが、実際にはスイッチャーを入れているのかどうかもよくわかりません。デバイスとしてはとても良い出来です。

4. HTPCのEDIDコンパティビリティー検証システムとして

過去の記事を見られた方の中にはお気づきの方もおられるかもしれません。そう、実はこれが最も活躍するのはHTPCのサウンドデバイスのデコーダーとのコンパティビリティを検証する時です。自作PCからのブルーレイHD音声ビットストリーム出力がアンプで適切に認識されるかどうか、EDID情報の適合性を簡単に調べることができます。

Radeon HD5870のロスレス音声HDMIビットストリーム出力: 6.AV アンプの互換性 の記事へのリンク

PCではパーツによってIntegraは認識するがDENONを認識しない場合もあります。同時に両方に信号を送れると即座にアンプの表示と出力音声でそのコンパティビリティを確認することができるわけです。自作PCの動作不良の原因の切り分けに大活躍します。これは便利で効率的です。

5. 最後に

こういったマルチチャンネルスイッチャー、セレクターはコンシューマーでの市販品には存在しません。プロオーディオ機器には既製品がありますが、概ね100万超です。今回のオーダーメイドはとてもリーゾナブルな価格で作ることができました。

プリアンプの評価システムとしてはとても高品質で理想的ですが通常の映画鑑賞では必要のないものです。しかし動作は安定していて、本機をバイパスしても音質差を感じないので、最近はつなぎっぱなしにしています。

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