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Intel X25-M SATA SSD
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HAL

hardware review of home theater and self-made devices

Intel X25-M SATA SSD

インテルの第2世代34nmSSD, X25-Mの性能を、IDEとAHCIモード、2CV102G9とTrimコマンドに対応した2CV102HDファームウエアでベンチマークを比較してみました。ファームではwrightが、AHCIではreadが改善します。(使用した自作PC HTPC v.911へのリンク

今回はSSDのファームウエアのアップデートとSATAのモードの変更の方法、およびそれに伴うCristal Disk Markやエクスペリエンスインデックスのスコアの変化を中心に記載してみます。

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—————————————-Index———————————-
1. ファームウェアのアップデート
2. Intel Solid State Drive Toolbox
3. IDEからAHCIへの変更
4. CrystalDiskMark 2.2とウインドウズエクスペリエンスインデックスの変化
5. 最後に
6. 関連記事
———————————————————————————-

1. ファームウェアのアップデート

 インテルのサイトにアップデータがあります。機種番を特定しなければいけませんが、このModel SSDSA2M160G2GCというものはインテルのサイトには見当たりませんし、検索しても出てきません。似た機種番があるので製造・販売ラインの関係かもしれません。とりあえずインテル x25-M Solid State Drive,160GB SATAII 2.5inch, MLC, High Paformanceを選んで、アップデータを探します。

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 インテル>ビジネス>製品情報>ダウンロードと進み、

製品ファミリーの選択で「ソリッドステート・ドライブ(SSD)とキャッシュ」を選ぶと製品ラインの選択欄に「インテルハイパフォーマンスSolid State Drive」が現れるので、クリックすると右欄に製品名が現れます。ここでインテル 「x25-M Solid State Drive,160GB SATAII 2.5inch, MLC, High Paformance」をクリックすると該当データが検索されます。Intel SATA SSD ファームウェア・アップデート・ツールを選択するとダウンロード画面になります。

ダウンロード画面にあるReadMeとリリースノートを読んで、ISOファイルをダウンロードします。後述しますが、このリリースノートが重要です。110902HD88208850.iso の「ダウンロード」をクリックし、更に英語のダウンロード画面で、「受諾する」をクリック。すると再びダウンロード画面が現れ、アップデートツールをクリックし、ようやくファイルの保存にたどり着きます。ダウンロードしたファイルをディスクメディアに焼いて、これでPCを起動します。

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、Intel SATA SSD Firmware Update Tool v1.5で得られるisoファイル

Read Meファイル

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リリースノート

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ダウンロード画面で見ることが出来るRead Meファイルとリリースノートです。Read Meにはisoファイルを使ったアップデートの方法、リリースノートにはファームウェアの変更履歴が記載されています。この製品は2009年12月に家電量販店で購入したものですが、ファームウェアは2009年8月のものだったので、リビジョンを2つ上げる事になります。Trimコマンドの記載もここにあります。

冒頭、同じ型番のものがサイトに見つからない事を書きましたが、今回はこのリリースノートが解決のキーになりました。製品の型番は同一のものがなくても、自分のSSDのファームウエアを確認できれば、revision historyに従って安心してアップデートが出来ます。事前のファームウェアの確認方法にはいくつかありますが、ここではCrystal Disk Info 3.2.0を使って2CV102G9である事を確認しています。

isoファイルはDVDメディアに焼きましたが、ドライブ付属のソフトやフリーウエアなどで実行できます。以下はそのディスクでPCを立ち上げて作業した経過です。いくつかの場面で確認を求められy/nでyを入力して進めます。成功すると「メディアを抜いてシャットダウン、10秒待って起動」というコメントが出て終了です。

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 最終確認です。Crystal Disk Info 3.2.0でアップデート前後のファームウエアのバージョン比較を下に掲載します。確かにリリースノートどおりのバージョン、2CV102G9から2CV102HDに変更されています。またSSD内のデータも消えず、何事も無かったかのように普通にWindowsが立ち上がります。

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ハウツーものとして整理するなら以下のようです。

——ファームウェアのアップデートの方法——

●念のため重要なデータをバックアップ
●Crystak Disk Infoのインストール
●SSDに書いてある型番、あるいはCrystak Disk Infoで表示される型番とファームウェアのリビジョンの確認。
●書き込み可能なディスクメディア(CD,DVDなど)とISOファイルのライティングソフトを準備。

1)インテルのサイトで型番に応じたリリースノートでのファームウェアの現在のリビジョンと目的のアップデートリビジョンの確認
2)Intel SATA SSD Firmware Update Tool のダウンロード
3)Update Tool のディスクメディアへのライティング
4)そのディスクからのPCの起動
5)終了したらシャットダウン後、呪文を唱えてリスタート
6)リスタート後にCrystak Disk Infoでアップデートされたファームウェアリビジョンの確認

2. Intel Solid State Drive Toolbox v1.2.0.000

インテルのSSDには診断保守のためのソフトウエアが配布されています。これは34nm版のみに適応できるツールですが、optimizerやdiagnostic scanなどが実行できます。の検索画面で表示されます。

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 3. IDEからAHCIへの変更

ネイティブでSATA規格に対応するAHCIモードでインストールすると、IDE互換モードで接続するより高速化が期待できます。SSD購入当初はIDEモードでインストールしていたので、AHCIモードに変えてベンチマークをとってみました。

IDEからAHCIモードへの変更は、必ずしもOSの再インストールは必要ありません。レジストリ変更とBIOSのモード変更で対応できますが。ここではクリーンインストールを行っています。

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Windows7でもOSインストール中にドライバの読み込み場面があり、そこでマザーボードメーカーから配布されたAHCIドライバを組み込んでいます。

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4. CrystalDiskMark 2.2とエクスペリエンスインデックスの変化

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        Windows7 Ultimate x64,ASUS P7P55D Deluxe, Core i7 870@2.93GHz, UMAX Cetus DCDDR3 8GB(PC310600),
        Radeon HD5870.

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上はCrystal Disk Mark2.2とウインドウズエクスペリエンスインデックスの変化です。
Crystal Disk Mark2.2では、ファームウエアのアップデートでは書き込み性能が若干向上していますが、大きな変化はありません。一方、同じ最新ファームウエアでIDEからAHCIに変えるとSequential Read値が大きく向上します。
エクスペリエンスインデックスではプライマリハードディスクの評価が7.3から7.8と向上しています。

参考までにSSD RAIDとHDDを比較した過去の記事のベンチマークスコアを掲載しておきます。Stripingは更に大きくスコアを伸ばします。

 5. 最後に

昨年の今頃、インテルのSSDの情報が流れるたび、その高いパフォーマンスに驚いていたのを思い出します。約1年が経過して、高価な高速SLCよりも、改善が続くMLCのコストパフォーマンスに魅力を感じます。

進化するSSDではファームのアップデートなどメンテナンス性に優れるメーカーを選ぶことが重要です。今回のアップデートのように最良の条件を与えてやると、最高の性能を発揮します。過去購入したPhotofastはファームのアップデートの情報収集や方法の難易度が高く、かつデーターは消えてしまいます。その点インテルは比較的わかりやすいインターフェースと方法の容易さが特徴で、またデーターを失いません。

SSDは市販PCにも組み込まれ、自作PC用にも様々なメーカーから多様な形態の製品が発売されています。今後の展開が楽しみなパーツの一つです。

6. 関連記事

使用した自作PC HTPC v.911
PhotoFast G-Monster V3


この記事は2009-12-25に更新しています。初稿に加えた重要な変更箇所は赤で記載。

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