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カメラ収納キャビネットの自作(無線フォトビューアー付き)
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HAL

hardware review of home theater and self-made devices

カメラ収納キャビネットの自作(無線フォトビューアー付き)

木工工作でデジタル一眼レフカメラの収納キャビネットを自作してみました。パソコンを内蔵していて、撮影した写真を無線LANで即座に24インチモニターに表示し、画像のディテイルをリアルタイムに確認できるフォトビューアー機能を備えています。

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1キャビネットの構造と工作内容
2カメラ収納:Canon EOS 50D
3ノートPC(Sony VAIO VGN-Z91YS)

4ワイヤレスファイルトランスミッターCanon WFT-E3

5最後に 
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1キャビネットの構造と工作内容 

2つの引き出しとPCモニターで構成する移動式のカメラ収納です。
天板は24ミリベニア2枚重ねの上にモニターを置き、アームの穴を開けた12ミリベニアでモニターベースを固定しています。モニターはEIZO FlexScan S2410Wで古いモデルです。高さが調整できて回転、首振りも可能です。このモニターアームは強度があり非常によく出来ています。

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底板は24ミリ、側板と背板は12ミリベニアです。背板には電源ラインを出す比較的大きな穴を開けて、コードはここに収納します。

四隅のツーバイフォーのSPF材で強度を出しています。固定は全てコーススレッドです。引き出しの部材は桐集成材。スライドレールはHAFELE社(アイワ金属取り扱い)の引き残しのないベアリングタイプの汎用品です。引き出しが全部外に出てくるので、出し入れが楽です。写真下右は引き出し底板のみスライドレールに固定し、引きしろと動作を確認している様子です。

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 着色は水性ペイント(アサヒペン 水性スーパーコート)の2回塗りです。最近の水性ペイントは性能が上がり、アマチュアでも仕上がりが綺麗です。ローラーを使うと塗り斑が全く判りません。耐久性や強度も問題ありませんが、完全に硬化しないうちに2度塗りすると乾燥に2日以上要します。事前に200番台の布やすりを付けたオービタルサンダーで磨いています。上部のハンドルと引き出しの取っ手はステンレスの汎用品です。

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2カメラ収納:Canon EOS 50D

引き出し下段がカメラとその付属品の収納になっています。厚手の硬質ウレタンシートを部品の形に合わせてくりぬき、ぴったり嵌まるようにしています。市販製品のように綺麗には切り取れませんが、カッターを使えば簡単に工作できます。ウレタンシート下には吸湿材置いています。整理整頓が出来、衝撃にも強いので便利です。

マクロと広角レンズ、接写用と通常のフラッシュ、ワイアレストランスミッターとレンズカバーやフィルターが入っています。

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3ノートPC(Sony VAIO VGN-Z91YS)

引き出し上段にはVAIO ノートを入れています。ドッキングステーションからDVIでモニターに外部映像を出しています。キーボードとマウスは無線タイプで、撮影のときは手元に置いています。

設計当初は考えが及びませんでしたが、本体ファンの排気で熱を持ち、引き出しの中が30分で40度以上になります。稼働中は引き出しを少し開けなければいけません。対策として引き出し左奥にUSBから電源を取れるように工作した6センチファンを後付し、天板モニターアームの後方に排気のための開口部を設けました。これで通常の使い方では引き出しを閉めていても大丈夫です。

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4ワイヤレスファイルトランスミッターCanon WFT-E3

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WFT-E3は、カメラ本体に接続して無線LANで写真をPCモニターに表示することが出来ます。PCに画像の保存も同時行えます。カメラの向きを縦にしたときのシャッターボタンがついているのも便利です。別途電池が必要です。

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PC本体を起動しておけば、カメラのスイッチを入れると自動でPCが認識します。EOS utilityというインターフェースソフトが立ち上がり、シャッターを切るとZoom BrowserEXという閲覧編集ソフトウエアが立ち上がるように設定しています。今までの写真でモニターに写っているのは、Zoom BrowserEXの画面です。24インチで見ると細部のフォーカスがよくわかります。

PC起動→カメラ起動→接続確立→写真撮影→映像確認→・・・・・撮影終了→カメラOFF→PC終了。
カメラ起動から接続確立まで1分、写真撮影からPCへの映像伝送は数秒です。接続が確立した状態までいくと、あとはPCに触る事無くどんどん撮影が出来ます。モニターの映像は自動で最新の写真に切り替わります。

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Canon WFT-E3とVAIOの無線LAN接続設定はアドホックにしています。インフラストラクチャーではなくローカルです。PC側の設定も必要です。説明書に従えば割と簡単に接続できますが、PCによっては接続が維持できないなどの症状が起こるようです。一度ツボに嵌まると抜け出すのが厄介です。接続設定はなかなか面白いので、機会があれば詳細を掲載してみます。電波は良く飛んで、見通し10メーターは確実です。

5最後に

作ろうと思った動機は、あまりに撮影技術が未熟で、ピントすら合わない事でした。ある対象物を数十枚とって、あとでPCで表示させてみると、ピントはもちろん、構図も露出もうまくいっていない写真だらけの情けない状況でした。2,3年でいくらかまともになってきましたが、簡単にリアルタイムに確認できる方法はないかと模索して、このビューアーを作ってみました。木工は自由度が高いのでとても楽しめます。

使用感は上々です。とても便利です。付属品を探す事もなくなり、安心して撮影でき、時間も短縮できます。人物写真の時も、自分で確認してもらえるので安心です。市販品はないかと探しましたが、こんなコンセプトの商品はないようです。カメラ収納付きモニター一体型自作PCケースとも言えます。

普段は自作リビングボードの横に収まっています。シアターレッドシリーズと名づけています。
材料費:8000円(PC,モニター,カメラを除く)
、作業時間:10時間(塗装の乾燥に2日間)

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この記事は2012-02-10に更新しています。初稿に加えた重要な変更箇所は赤で記載。

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