marantz UD9004
マランツのユニバーサルプレーヤー UD9004が我が家にやってきました。、ブルーレイプレーヤーとしてのパフォーマンスを書いてみます。今回は時間が無く短評にとどめます。
1外観
最近の同社のハイエンドシリーズに合わせたデザインです。シンプルで堂々としています。驚かされるのはその重さです。重量級のプリアンプも凌ぐ重さで、一人でラックに収めるのは危険なほどです。
HDMIは、最近の高級機の定番で音声と映像の分離出力が可能です。アナログはRCAアンバランスと2chのバランス端子が装備されています。
2ブルーレイ再生
時間が無くじっくりとは評価できていません。数枚の映画タイトルとsuper HiVi CASTを再生しての感想です。画質はDenon やPioneerの同クラスに比べるとスッキリとしています。ディテールも動きも申し分ありません。音質も同様で画質共に優等生で標準的です。(HDMI 画像音声分離出力)
気になる点もあります。読み込みやメニュー動作が緩慢で、再生時もチャプターの頭が欠落する事も少なくありません。super HiVi CASTのチェック項目では殆どのテストで最初が再生されず途中から始まります。これはブルーレイプレーヤーの黎明期によく見られた現象です。この固体だけの現象かどうか不明です。
3感想
いつも思いますがマランツは不思議なメーカーです。D&MホールディングスにはDenonも含まれていて、最近はmarantzの中身の主要部はデノンです。UD9004もA1-UDと兄弟機です。細かな独自のチューンが施してあるとは思いますが、ユーザーへの訴求性がどこにあるかが問題です。
これを自分が購入する状況を想像するに、一般的なネームバリューでは満足しないが高級機が必要。思い入れのあるレアな機材を揃えている。ひとがよく知っているものはイヤ。洒落たデザインの高級機。海外製品で揃えたいが、輸入品に該当するものがない、などでしょうか。D&Mが業務用機も揃えるグローバルなメーカーなので、海外で需要があるのかも知れません。ただモノとしての存在感は圧倒的です。
真空管が林立するアンプが主流であった時代に、フロントパネルの中央にメーターを配したデザインを世に提唱。その後のオーディオデザインに大きな影響を与えたマランツ。そういう存在も貴重かもしれません。
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