Marantz AV8003
Marantz AV8003 is well designed middle class amplifier on excellent in the cost performance.
Marantzから発売されたセパレートAVプリアンプAV8003を持ち込んで視聴会を行いました。集まったメンバーはミドルからハイエンドクラスのデバイスを追い求めるAVフリークの皆さんです。2時間にわたり特徴、仕様など説明を受けながらの視聴会です。様々なジャンルのblu-ray,DVDを楽しめました。会場を提供したオーナーとしては、当シアターのDENON AVP-A1HDとの直接比較が出来るいいチャンスに恵まれました。
1. 外観
2. リアパネル
3. サウンドインプレッション
4. ネットワークHD映像
5. 総評
1. 外観
視聴機用の専用スペースに収まったプリアンプAV8003とMM8003です。今回は時間の都合上AV8003のみアクティブにして視聴しています。色は黒で上品かつ高級感があります。シンプルな容貌で、角はエレガントなRがあり19インチラックにも入るコンパクトな筐体です。上下がスパッと切れており、現代的なデザインながら力感を感じるセンスあるデザインです。つまみの操作感や開閉パネルの動作も上々です。
2. リアパネル
リアパネルです。HDMIは最近の定番の4入力、2出力です。CDのためのバランス入力を備えています。
バランス出力です。サブウーファー出力は1つです。DLNA対応でethernet端子を備えています。視聴にはこのバランス端子を利用しています。
3. サウンドインプレッション
視聴機av8003と常設のDENON AVP-A1HDのショットです。黒とゴールドの違いはあるものの、両者高級プリアンプの風格を備えています。同じD&Mホールディングスの兄弟アンプです。DENONがO型の兄貴、MarantzがA型の弟かな。
さて音質です。以前所有していたAccuphese VX-700, Integra DTC-9.8, 現有のDENON AVP-A1HDなどの印象に照らして、おおまかな印象を書いてみます。視聴環境はAV System Summaryに記載しています。
AV8003は一言で言えばアキュレート。高域から低域までスッキリとそして正確に音を刻みます。対するDENONは芳醇です。中域から低域にかけて豊かな音質です。AV8003はAccupheseに近い音質です。PCでのソフトウエアデコードにも似ています。業務用機器の中のAD/DAコンバーターでいえば、MarantzはLynxに、DENONはApogeeに似ています。かつて所有していた民生用オーディオアンプだと、夫々MARK LEVINSONとMcIntosh（絶対的な音質ではなくキャラクターです）。Marantzはモニター的でディスクの音質評価などには適しています。低域の力感やサラウンドの包囲感はDENONが一枚上手かもしれません。
4. ネットワークHD映像
このアンプはネットワークを介して録画されたHDDのハイビジョン映像を再生することが出来ます。上の写真はその様子です。非常に安定した再生で画質は良好、コマ落ちなど無縁です。ただし音声はマルチチャンネルではありませんでした。
5. 総評
ミドルクラスのプライスにしてはコストパフォーマンスに優れたワンランク上の風格です。色の好みは分かれますが、デザインも洗練されていてバランスのいい製品です。
本記事の内容はホームサイトの記事を再編集したものです。
