BELDEN マルチケーブル
Evaluation of BELDEN snake cable A1908, D7880A.
マルチケーブルをベルデンに変えてみました。BELDENはプロオーディオでは標準的でよく使われているケーブルです。歴史も長く最も信頼の置けるケーブルの一つです。既製品の大半は3m以上ですが、これは最も短い1.5mです。MOGAMIと迷いましたが、3m以下はオーダーとなり価格が上がります。
AES/EBUデジタルケーブル D7880A-1.5DXです。キャノン側はイン4本8ch、アウト4本8chでDsub25のブレイクアウト仕様で、デジタルコンバーターの標準的なケーブルです。今回は2本購入。
コンバーター入力用でキャノンメス仕様アナログバランスライン8chケーブルです。
コンバーター出力用でキャノンオス仕様アナログバランスライン8chケーブルです。
Dsub25のピンアサインです。これも標準的なYAMAHA, TASCAM配列です。
デジタルケーブルは紫で腰は強くありません。作業性は極めて良好です。芯線は練ってあります。
アナログケーブルは黒です。各コードのchごとの色分けは標準仕様です。
音質
上記ケーブルをLynx AURORA16に接続する全てのケーブルと置き換えました。AURORA16の入力ラインはDENONのデコードバランス信号とDriveRack4800のフィルタリング後のデジタルAES、出力ラインはDENON出力のAD変換AES信号とDriveRackのDA変換バランス信号です。(配線はAV system symmary 参照)
期待通りの性能です。違いは明瞭です。Lynx 純正との比較になりますが、音の鮮度が違います。高域のざわつきが取れてしっとりと綺麗に伸びています。低域のキレもいいようです。時を忘れてCDを聴き返しています。奇をてらうことの無い外観は基本性能の高さを誇示しているようにも思えます。プロがケーブルの選択を迷わない理由も判る気がします。ベルデン謹製、コストに見合うよく出来たケーブルです。
この記事は2009-03-02に更新しています。初稿に加えた重要な変更箇所は赤で記載。