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Windows Media High Definition Video
Coral Reef Adventure DVD
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 ハイビジョンでは緻密で綺麗な映像を再現することが可能です。デジタルハイビジョンは現在放送中で、チューナーを購入すると実際に見ることができます。しかし、ハイビジョンの画質を持ちながらディスクとして購入できるものは現在日本にはありません。

 海外にはこれが存在していて、それがここで紹介するWindows Media High Definition Videoです。ハイビジョン画質の動画が、ディスクにPCのファイルとして記録されていて、それをWindows Media Player というWindowsに標準添付されているプレーヤで再生することができます。ディスクは日本では販売していないので、輸入物しかありません。従って字幕もありません。

 最近使われるHD(ハイデフィニション)という言葉は画素に置き換えると1920×1080や1280×720の緻密さを持っているものをいうようです。これを1080pや720p(pはプログレッシブの略)と表現することもあります。ディスクの中には内容は同じですが、この両方の方式のファイルが記録されていて、ユーザーが自分の環境に応じて選択できるようになっています。以下はCoral Reef Adventureというタイトルの紹介です。
DVD表紙
 Windows Media High Definition Video (WMVHD)ディスクを購入した。パッケージに入っているディスクは2枚。通常のDVDとPC再生用だ。PC用ファイルの再生は常用機で、指定のWindows Media Player 10を使用した。

 特段の設定をする必要はないが、サウンドカードはspdif出力のマルチチャンネル対応でないものがあるようだ。RME9632ではマルチチャンネルにならない。仕様ではWMV9シリーズ対応のサウンドカードでなくては全機能を使えないようだ。視聴ではオンボードの8チャンネルHigh Definition Audio(C-Media CMI9880)の光接続、、DriverはCMI9880-5120100085161を使用した。PCパワーは要求される基準よりもオーバースペック。再生に問題はなかった。
画質











内容と感想







 再生ファイルは1080pと720pを選べる。1080pを主に観た。
強烈なコントラストと彩度。眩しく感じるほど。解像感はオンエアハイビジョンほどに感じないが、しっとりとしている。フイルムのよう。DLPはもともと画素が目立たないが、スクリーンから数メートルの距離でも視聴に耐える。視野角が大きく取れるので、より迫力が増す。IMAX収録だが、アイマックスシアターでの浮遊感と似たものを感じる。ContrastとSaturationが優秀なため、質感表現が人の視覚により近い。音はクリアなマルチチャンネル。特にバックの音楽と背景音のサラウンド設計が秀逸。ダイナミックレンジが大きい。人の声はナローレンジ。

 内容は興味のある分野でもあり、とても面白い。グレートバリアリーフ、フィジー、タヒチでの海中映像。サンゴ礁の現状と保全がテーマ。数々出てくる生体のいくつかは家でも飼育しているもの。水槽と自然界での違いがわかる。みな巨大だ。水槽ではプランクトンがいないので、成長も遅いし、繁殖も難しい。貴重な映像もある。人の3倍もあろうかというヤギ。花畑のようなトサカ。うちで飼っているクリーナシュリンプも人によく馴れるが、人の口の中まで入り込むシーンがウケた。ただし英語。

 いやはや現行DVDとは別世界だ。サンプルをダウンロードして観てはいたが、一本見るとより克明にその品質を認識させられる。