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工作の記録
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自分でモノを作るのは楽しいものです。DIYといっても、その技術や完成度は様々ですが、作ることの楽しさは同じだと思います。今まで作ってまだ残っているモノを紹介します。思い返してみると、なぜこんなものを作ったのかと、あきれるものもたくさんありますが、作っているときの楽しさは何ものにもかえがたいものです。作るために作っているのかもしれません。ボケ防止にはピッタリです。
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1.ラジエター(PC水冷)
2.水冷用リザーバ(PC水冷)
3.冷気分配器(PC空冷)
4.プロジェクターの天吊り
5.クロスオーバーケース
6.ハードディスクケース 05.03.16
7.エアコンからの冷気取り入れ 05.05.01
8.RAID 10 ケース、空冷+水冷 05.05.21
9.VRMヒートシンクの作成  05.05.31
10.シアターソファ  05.06.05
11.音響拡散壁の製作 (Theater Roomのページ) 05.06.07
12.大型水冷用リザーバー 05.06.25
13.ブレイクアウトケーブル 05.07.21update 05.08.01
14.電源ケーブル(その1)  05.07.28

1.自作ラジエター(PC水冷)

ラジエター正面 ラジエター裏
ラジエターコック ラジエター接続
 
 車のラジエターをPC用に流用してみたもの。外枠はSPF材とベニアの木工工作。銅二重のシルビア用のスポーツラジエターで、モデルチェンジのためか安く入手できた。配管は塩ビVP13用。継ぎ手やコックなどは水道用品。径を合わせるのは簡単ではないが、何種類かのホースを持っておくと、どれかが合う。VP13,16,20,25の外径に合うものは常備している。シールは水道用のテープとホースバンドを使用した。

 家庭用の換気扇で排気する。換気扇は安い。取り付けは難しくない。冬の冷気を送風するときは、前面(右写真)をパネルで密封し、上のダクトから外気を取り込む。これらの素材はすべてホームセンターで手に入る。工具は電動丸鋸、ドリル。密封構造としたので、木工工作はミリ単位の精度が必要。最初の設計が重要で、ラジエターと換気扇の位置関係とそれらの固定法が難関だった。

 機能的には水量が多いので水温が上がりにくい。勿論気温以下には下がらない。当然だがPC用の市販の水冷ラジエターとは比較にならない性能を持っている。
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2.リザーバ(PC水冷、水槽用品)

フィルター正面 フィルター接続
フィルター固定 フィルター内部

 塩ビ管はもともと用途が配管なので、水漏れ対策は容易だ。いろんな付属品が販売されていて、工作も楽しい。何より安価だ。これは3年使い続けている淡水魚用自作フィルター。径150高さ400。2連構造で、左が好気性、右が嫌気性ろ過を想定して作成した。PC水冷用に片方だけ試用した。Eheim2213よりふた周りくらい大きい。

 これだけ大きい塩ビ管になると、切り出しに神経を使う。丸鋸で切断したが、固定をしっかりしないと大怪我をする。丸鋸は仕事は早いが強大なパワーを持っていて、侮れない。

 蓋の部分の接合は塩ビ専用の接着剤を使用するが、速乾性の溶剤なので、手早く終了しないと二度と入らなくなる。150は大量の接着剤を使用するので、手際が必要だ。

 本体側部に穴あけしてVP13をはめ込んだが、ホールソーを使用した。やや小さめのものを使用し、あとはリーマーで調整する。キッチリ入り込んだところで、2種混合の水回り用ボンドでシールした。硬化後は石のように硬くなる。コックはつけておくとメンテが便利。
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3.冷気分配器(PC空冷)
冷気分配器正面
 A
冷気分配器裏B
冷気分配器ファン 
C
冷気取り入れ口
 E
冷気分配器ダクトファン 
D
 自分でもいったいこれは何だと思う。格好が良くない。DVD-PC1は空冷、水冷併用しているが、水冷の温度が低いので、できるだけ冷気で空冷しないと効率が悪い。夏はエアコン、冬は外気を使おうと考えた。しかし冷気を輸送しなければならない。そこで作ったのがコレ。冷気分配器と命名した。
 Bの上の取り入れ口から冷気を取り込み、三つのPCに分配する。それぞれファンをつけた。100ボルトで動作するもの。個別のスイッチも入れている。
 実際作動させてみた。が、風量が少ない。ファンの問題だ。しかもうるさい。一応機能はする。で、ボツ。現在はファンを取り外して、入力側に強力な市販のダクトファン(D)を一個を入れて使用している。
Eはロフトにある換気扇からの外気の取り込み部分。もともと壁に換気扇があったが、これを逆に取り付けて、室内に風を送る。更に、木工工作で換気扇カバーを作成。テープで目張りした。右下は円形に切り取り、塩ビ管で冷気分配器に送風している。
断熱が悪いので、室温が25度だと、外気8度の時、最終的にPC部分では4度くらい上昇する。断熱を十分する必要がある。夏場はエアコンを使うが、PC内はほぼ15度。
4.プロジェクターの天吊
天吊木工 天吊金具
天吊木工下面
プロジェクターの設置は投射距離や、打ち込み角など頭を悩ます。データとにらめっこして、果たして希望する投射サイズになるかどうか確認する。台形補正を電子的に行うと、若干画質が落ちるものもあるので、できるだけデフォルトの状態で設置したい。位置決めが終わったら、どうやって吊るかで再び悩む。専用の金具は高価なものが多いので、自作している方も結構いると思う。
 D2010の設置は木を利用した。最も加工がしやすく、また値段も安いSPF材を使用した。ツーバイフォーの規格品で、ホームセンターに置いているもの。1.8Mでも200から300円台だ。2本使ったので、1000円以内で収まる。本体作成と固定はコーススレッドのみ。使用工具は丸鋸とドリルと電動ドライバー。着色はオイルステンが簡単で速乾性。
 D2010側は固定用に三箇所にネジ穴が開いている。コレに合う長いネジ棒を購入し適当な長さに切断。長めのナットを利用して固定した。このナットを回すことで、仰角や横方向の傾きを調整できる。本体のレンズシフトや電子的な補正機能は使用せず、出荷時設定のまま。レンズ位置がほぼスクリーン上縁だと、本体調整はズームとフォーカスのみとなる。
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5.クロスオーバーケース
アルミケース
クロスオーバー
Crossover dbx234XL 2/3/4-Way
クロスオーバーケースを作った。アルミ3ミリ板から切り出し、ハンドルまでつけた。作った動機は二つある。一つはクロスオーバーを容易に触らないようにするため、もう一つは電磁波遮断。
 クロスオーバーは魅力的なアクセサリーだが、設定が難しい。昨日ベストと思った設定が、今日聞くと違和感がある。それで毎日のように分割周波数と出力強度を変える。そのうち自分でも混乱してくる。二チャンネルならまだ簡単だが、三チャンネルともなると半年たってもまだ調整している。イコライザーでフラットにしたとしても聴感上の違和感を覚える事もある。この調整が容易にできないようにカバーで覆った。一度ベストと思ったら一時そのまま評価するためだ。動機が妙なのは自覚している。
 もう一つは電磁波遮断。これは電源とPCとプリアンプからの強烈な輻射をさえぎるため。実際に行った電磁波測定ではある程度の遮蔽効果がある。しかし音質に効果があるかどうかは疑問。精神衛生上の要素のほうが大きい。
 これも変な工作の一つに入る。本音を言えば、作るものがなくなった時期に無理やり作った。アルミの習作。
6.ハードディスクケース
ハードディスクケース
 ハードディスクケースを作ってみた。3ミリアルミ。切り出しは丸鋸。穴あけは電動ドリル。ネジは真鍮。3.5インチが2台入る。ディスク交換の便宜を考えてハンドルをつけている。ファンもつけてみた。DVD-PC1は、ハードディスクも水冷にしたので、ひとまわり大きいものを作って、入れ替えている。これは空冷だが冷却性能も良いので将来また使うと思う。とりあえず、外付けHDドライブとしてPC2(サブマシン)で使用中。
7.エアコンからの冷気取り入れ  05.05.01
 そろそろ外気温も25度以上になる事が多くなった。冷気取入れを、外気からエアコンに切り替えた。部屋が広いので、エアコンは業務用、横幅130センチ。その端に上のような取り入れボックスを取り付けた。エアコン設定25度で、噴出し温度は12-18度程度になる。DVD-PC1の中は20度を切っている。
8.RAID 10用 空冷+水冷ケース 05.05.21
Serial ATA2, 300Gx4. RAID 10 で使用。水冷ブロックは計4つで、AlphacoolのHDdualのブロックを流用した。上下の固定はソルボセインを挟んで、上蓋の真鍮製スクリューナットで圧縮固定。
空冷はアルミダクトを使用。冷気分配器に接続する。ファンは使用していない。
とても重い。内部にはソルボセインも併用しているので、制振効果は高いはず。
 DVD-PC1に実装したところ。温度計のセンサーも入れた。背景の金属はDVD-PC1の外箱で、これも自作アルミ製。中央上はマザーボードケースの空冷ダクト。
 
 地震対策と音質・画質の改善を狙った。非常によく冷える。空冷と併用して表面温度はケース内温度と同じか、負荷によっては数度高い程度。通常の使用では20度以上にはならない。HDDの交換は、ケース上面と冷却ブロックのネジを外すだけですむので、約10分程度で完了する。冷却性能は数度落ちるが、このケースなしでも動作上の問題はない。冷却ブロックとHDDのみでも重量があるので、ソルボセインで粘着固定できる。ホットスワップがより簡単になる。
9.VRMヒートシンク 05.05.31
これまた妙なものかもしれない。マザーボード上の電源部の水冷ヘッドに、更にヒートシンクを取り付けた。銅版を切り出し、市販のヒートシンクを取り付けた。水冷ヘッドと銅版の接着はArctic Silverという、2材混合の熱伝導性接着剤。説明書にはSuperior thermal conductivity. Greater than 7.5 W/mKと書いてある。市販のものでは9Wくらいが最高値なので、優秀なほうだ。5分で接着と書いてあったが、接着力も強い。写真は圧縮固定しているところ。
実装するとこうなる。はたして温度はどうなるのか?温度のデータが楽しみ。とりあえず測ってみると、取り付け前より数度下がっている。ケース内空冷温度が低くないとあまり意味がない。
10.シアターソファ  05.06.05
 シアタールーム用のソファを作成した。材料は180cm SPF材で、計10本、板は端材などを使用。固定はコーススレッド。設計図はなく、原寸あわせで切り出してゆく。斜めの部分は、丸鋸の歯に角度付けて切り出す。クッションはシングルベッド用のマット。テンピュールのように低反発・柔軟性があるもので、ブリジストン製のマット。カバーはビロード状の肌触りが良いものを探した(ETRO)。すべてホームセンターで購入した。

 座り心地の良いマットを探すのに時間がかかった。製作に2日かかったが、丸一日はマットを探した。しっとりとして、体に合わせて変形し、すこし沈み込む。心地よく、ここで寝てしまう事も多い。ソファの高さはスクリーンの高さと合わせて、視聴しやすいように設計した。意外と苦労したのが、足載せの部分。膝から下の長さに合わせないと、長時間座っていると結構疲れる。背もたれの傾きも試行錯誤した。


 作成したのは3年前。材料費2万程度で、大半はマットとカバーの値段。耐久性も良好。いつか時間があったら着色しようと思いつつ、3年たった。
11.音響拡散壁の製作 (Theater Roomのページ) 05.06.07
12.大型水冷用リザーバー 05.06.25
 
 チラー水冷用の大型リザーバーを作成した。高さ80センチ。塩ビ径150を使用。水量は15リッターほど入る。底と上蓋はねじ込み式のキャップをつけた。入水、出水口は塩ビVP13。VP150の横に、ホールソーで穴あけし、ボンドで固定、シールした。メンテ用にバルブをつけた。外面は、保温シートで覆った。足は木の端材で台を製作した。

 実はこれも、元は水槽用のフィルターとして製作したものだったが、現在使っていなかったので、PC用リザーバーとしてみた。

 水量の多いリザーバーを使うと、チラー水冷の温度はどういう挙動になるのか?面白い。(リザーバー容量の違いによる温度変化のデータはこちら
 
13.ブレイクアウトケーブル  05.07.21 update 05.08.01
 サウンドカードのコネクタからAES/EBUデジタル信号を取り出すケーブルを自作した。自作ケーブルは比較的安価に、音や絵の変化を楽しむことができる。思うような結果が得られない事もよくあるが、今回製作したケーブルは成功だった。音がとてもよくなった。(音質の記事はこちら

 線材やコネクタなど、部品はすべて買いだめしておいたもの。正確な品番が不明のものもある。電気店街に行く機会があると、パーツ屋さんで目的もなく買い込むことが多い。特にめったに見ないものや、貴重なものは、それだけで心躍る。なので、できるだけ電気街には近づかないようにしているつもり(^^ゞ

AES/EBU信号用と銘打った、切り売りケーブルは、店頭ではめったに見かけない。これはAPOGEEというメーカーのケーブル。2芯シールドで、絶縁チューブが2本練ってある。
配線図



 作業は非常に間違えやすい。コネクタのピン配置と、結線を何度も確認しながら行う。

 ピンの番号は、出来上がりの正面から見たもので、ハンダ付けするときは裏返しになる。青枠で囲んだ部分を作業することになる。左の図では、ピン番号は裏返しで表示している。

 最終的には、テスターで結線の確認や、ショートがないかどうかを確認する。十分な強度を持っているかも、適当にコードを曲げたり、引いたりして、その後更にテスターで確認している。

 XLR(キャノン)端子側は、3番ホットで結線している。過去2番ホットで結線してみたが、微妙に音が違う。1番GNDだけは押さえておきたい。これはアンプの仕様書を確認した方が無難だ。
 ケーブルを切るのも、太いものや、数が多くなると大変だ。刃こぼれしないような、頑強なものをいくつかそろえている。
 被覆を剥くのも結構な作業になる。数もそうだが、綺麗に剥かないとショートの原因になったりする。芯材を傷つけずに、一発で作業できるツールがある。左は同軸用、右は通常の単線用。ホームセンターで安く売られている。今回は右のものを使用した。もちろんカッターやハサミで丁寧に剥いていってもかまわないが、時間がかかる。これを使い慣れると、非常に楽で、仕上がりも綺麗。
 APOGEEのケーブルを剥いたところ。シールド構造なので、シールド線を傷つけないように、被覆をはがす。編んだシールドが出てくるので、細い針のようなもので、切断側から梳いてゆくと、バラける。左の写真では、一番右の裸線がそれを手で練ったもの。これは切り落とす。また、梳いてゆくと、シールドに沿って、ドレン線が出てくる。それが左端の裸線。これがGNDになる。

 アルミ箔を剥がすと、黒と白の芯線が出てくる。2本の絶縁チューブも練ってあった。絶縁チューブとアルミ箔は切り落とす。

GND、白、黒の3本の線が残った事になる。
 ここからハンダ付けの作業になる。老眼で細かいものが見えない。最近ひどい。で、こんなものも重宝する。パーツ屋さんで、1000円くらいで売っている。クリップが付いているので、コネクタと線材を固定し、半田線を左手、半田こてを右手に持って、作業ができる。これを使うと作業時間が短くなる。

 半田はWBTのものを使用した。ピンプラグやコネクタで名のあるメーカーだ。オーディオ用。ドイツ製。半田も種類が色々販売されている。他の半田も使ってみたが、音の違いを実感した経験はない。
 半田ごては最も安いものを、ホームセンター購入した。汎用品を使い続けている。細かい作業をする場合は、先端の細いものが使いやすい。半田ごてのスタンドは別に買ったものだが、これはあると非常に便利で安全。使用後に電源を切るのを忘れやすい。
 ピンに半田付けした様子。配線図に従って作業する。剥いた線材を差込み、線材とピンを上から押すようにしてコテ先をあてる。ハンダを線材にあてると、吸い込まれるように融ける。十分加熱されていないと、融けない。コネクタの中に吸い込まれ、コンモリと盛り上がったところで終了。

 一つ終わるごとに、配線図を確認する。簡単なようで、間違えやすい。


 このコネクタは金属製。珍しい。電気街で見つけた。ずっしり重い。非磁性体。品番やメーカーは不明。更に今回は、銅のシールドを使用した。従って2重シールドになる。このシールドは、9ピン側だけ、コネクタと接触させている。XLR側のコネクタには接触させていない。余っていたフェライトのノイズフィルターも入れてみた。効果は不明。このあたりは理屈も何もない。感覚的な満足。

FP-601M
FURUTECH製のキャノンコネクタ。ロジウムメッキ。このコネクタは音が良く、気に入っている。コンセントや電源コネクタもロジウムメッキの製品で自作したものが多い。これもずっしり重い。左写真の半田付けは、あまりよくない。もっとこんもり盛ったほうがいい。
update 05.08.01
 このAPOGEEのコードには、方向性はないようだが、一応、コードに記載されている、メーカーや型番を読む方向に信号が流れるような接続を行った。即ち、文頭のWIDE EYEが9ピン側、文末のADC110がFP-601M側だ。

 FP-601Mの構造と仕様は、やや難解だ。説明書も入っていないので、最初は戸惑った。凝った造りになっている。

 左のような構造になっているが、半田付けする、ピンを筐体から抜かなくてはならない。付属の金色のドライバーで、FURUTECHの文字の横にある、小さなネジをはずす。ここで、簡単にピンの部分が外れると思うが、これが結構硬いものがあって、外れないことがある。

 そんな時は、ドライバーの先などで、強く押す。それでもだめな時は、コンコンと、何かで打ち出してもいい。この時、ピンの半田付けする部分を傷つけないように、注意する。
 半田付けが終わり、元に戻す時も同様。小さなネジがまっすぐ入る位置まで押し込む。
付属のゴム製のシューの部分も実は方向性がある。これを逆にすると、右のようにうまく入らない。

 他にこんなものも使う。上は錘。作業中のケーブルの固定に使う。TGメタルを丸鋸で半分に切断したもの。腰のあるケーブルや、硬いケーブルは、なかなか思うような固定ができない。鉛で押さえつける。

 左下は自己融着テープ。ブチルゴムのテープも市販されている。テスターは結線確認用。通じているとブザーが鳴るものが使いやすい。いちいちメータを見なくていい。

 ドライバは細かな作業用のセットをいくつかそろえている。右は接点の接触を良くする、接点改善剤。これは気分の問題。

仕上がったら、あらゆる可能性を考えて、リークしてないか、テスターで確認する。そして、音を出してみる。期待に胸膨らむ一瞬だ。結果はいいに越したことはないが、この瞬間が自作の醍醐味だ。
14.電源ケーブル(その1)   05.07.28
 電源ケーブルは、ほとんど自作している。電源ケーブルやプラグで音や絵が変わるなんてことは、最初は疑問だったが、実際にはかなりの変化がある。 インターコネクトやスピーカーケーブルでも、若干違いが出るが、電源関係のチューニングの方が、変化が大きいと感じている。

 電源コードで、変化が起こる理屈はわからない。自作で変化が味わえる部分が多いほうが、楽しい。コネクタやコードなど、いろんな組み合わせができるので、おもしろい。見た目や質感、剛性や重さなど、「カン」でデザインする。

 左はCrossoverに使用している自作コード。プラグはOyaide P-037,C-037。銀メッキ+ロジウムメッキ。カバーはポリカーボネイト。ケーブル取り付け穴は、10sq、ケーブル適応外径も17mmと太い。ネジも非磁性体のステンレス製になっている。


ケーブルはS/ALABHH3.5、銅シールドを追加している。芯が太く、キレのよい音がする。
 レファランスはPS Audio Prelude。バランスがいいので、自作コードとの比較に役に立つ。少なくとも、これを上回る結果が出なければ、作り直す。

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