Intel Data Migration SoftwareによるSSD間のシステム移行
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Data Migration of System Drive C |
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Summary | ||||
In this article, I described about the way to migration of system drive data. I move system datas of Intel 510SSD,120GB to 520SSD,240GB. Both drives have no partition. Using Intel Migration Software for SSD, system copy can be done with safe. |
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Key features | ||||
1.Intel SSD data migration of 510 to 520 series. |
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SSD間のシステムドライブ移行
INDEX 1.はじめに |
1.はじめに
SSDをシステムドライブに設定しているケースでのドライブ移行について書いてみます。Intel製の120GBにインストールしたWindows7及びその他のソフトウエアを240GBの別のIntel SSDにコピーしてみました。SSD間および容量が違うSSDにコピーするという点がポイントです。いずれもパーティション操作はしていない状態で試行してみました。
2.Intel SSD 510, 520シリーズ
Intel SSD 510 Series 120GB Intel SSD 520 Series 240GB
controller: Marvell社製「88SS9174」 controller: SandForce製「SF-2281」
左が510, 右が520シリーズです。510は2011年3月発売で120GB。セットして一年を越えたあたりから容量が逼迫してきました。今回はWindowsの再インストールを行わず、内容を240GB,倍の容量の520シリーズにコピーしています。520シリーズは2012年2月発売です。ファームが落ち着いた8月に購入しています。以下の方法を使うとパーティションツールなど使わず、内容を維持して安全に240GBの容量を持つシステムドライブを作ることができます。
3.SSDの接続
まずPCの電源を落として新たに購入した520をマザーのSATA3端子に追加接続します。マザーに複数のコントローラーがある場合、できるだけ同じコントローラに接続。ここではASUS Rampage III ExtremeのMarvell® 9128 PCIe SATA 6Gb/s controller (2 xSATA 6.0 Gb/s ports Intel ICH10R controller)に接続しています。起動して以下の操作でフォーマットを行っています。(PCスペックは7.今回使用した自作PCスペック を参照)
新たに認識されたドライブをシンプルボリュームとしてフォーマット。ドライブ名は適当に付けておきます(ここではFドライブ)。これで準備は終了です。
4.Intel Data Migration Software
IntelのSSDはいくつかの純正のメンテナンスツールを持っています。SSDのコピーに関してもIntel Data Migration Softwareがあります。Acronis製のOEM製品です。 http://www.intel.com/jp/consumer/Shop/diy/features/ssd/migration/index.htm これはHDDからのデータ移行を想定したソフトウエアですが、SSD間でも問題なく使えるようです。上のリンクからダウンロードしインストールします。
クローンモードを選択、ソースディスクには今まで使っていたCドライブのSSDを選択しています。
自動を選ぶと単一パーティション、手動を選ぶと移行先のパーティション操作も可能です。
システムを移行するターゲットSSDを指定するとどのような処理が行われるかがわかりやすく表示されます。
実行ボタンをクリックし完了後再起動します。これでコピーは終了です。とても簡単です。あっという間に完了します。
再起動中にBIOSに入り、起動ドライブの優先設定を行います。ここでは1st Driveに新たな520シリーズを設定しています。コピーを終えたSSDは取り外してもかまいませんが、データ消去して高速データドライブとして使用することもできます。Migration前後のディスク情報を下に示しています。赤で表示されているディスクは残り容量が少ないという警告です。
処理前のディスク情報:システムドライブ(C:) 120GB 510SSDの容量が限度に達している。
新しい520SSDは(F:)としてマウントされている。その他Eは40GBのSSDで構成したRAID1ドライブ、HはUSB外付けドライブ。
処理後:システムディスクは240GBの520SSDに置き換えられ、元の120GBの510SSDはH:ドライブとして認識されている。
System(G:)も510から520に移動している。システムは問題なく立ち上がり、特にソフトの不具合は認められない。
5.ベンチマーク
Crystral Disk Markの変化です。公称値より低く出ますが、4kQD32の値がかなり改善されています。
Windows Experience Indezではプライマリハードディスクの値が7.8から7.9に上がっています。
6.最後に
従来使用していた環境のままシステムディスクを交換するという作業は、危険を伴い十分な下調べが必要です。様々な方法がありますが、Intel製のSSD同士であればIntel Migration Softwareを使うと安全に作業ができます。単一パーティションの場合、移行先の容量が大きければ簡単に処理できます。パーティションを操作できるオプションも付いているので、高度な操作も可能です。
7.今回使用した自作PCスペック
PCハードウエア仕様一覧 | |||
OS | Windows 7 Ultimate x64 | ||
MB | ASUS Rampage III Extreme | ||
CPU | Corei7 Extreme 980X | ||
SSD Windows system | Intel SSD SC2MH120A2 120GB (AHCI)←移行元 | ||
Intel SSD SC2CW240A3 240GB (AHCI)←移行先 | |||
SSD data | Intel SSD SSDSA2CT040G3 (RAID1) | ||
Memory | Corsair CMX6GZ3M3A1600C9 (2GBx6) PC3-12800(DDR3-1600MHz) |
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PSU | Super Flower SF-1000R14HE | ||
Blu-ray Drive | Pioneer BDR-S05J (firmware 1.08→1.09) | ||
CPU cooler | retail in box | ||
dual VGA | NVIDIA Geforce GTX 285 | ||
NVIDIA Geforce GTX 480 | |||
quad monitor | EIZO SX2761W, HD2441W, LG W2442PAx2 | ||
case | modified original acrylic mods built in DIY PC desk | ||
network関連 | |||
Broadband Rooter | NTT PR-S300SE | ||
光回線 | 光ネクストエクスプレス(1Gbps) |
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