EVENT SCHEDULE

このページの内容 UPDATE 2008/12/21
1.国産AVプリアンプ比較試聴会のお知らせ--Marantz AV8003 vs DENON AVP-A1HD--
2.Marantz AV8003 試聴会レポート
3.電源試聴 --RGPC (Richard Gray's Power Company) 400pro--
4. Victor DLA-HD750, PIONEER BDP-LX91 視聴会


1. 国産AVプリアンプ比較試聴会
---Marantz AV8003 vs DENON AVP-A1HD---


〔日時〕2008/8/3

〔プログラム〕

第一部:国産最新AVプリアンプの比較試聴 13:00~15:00
第二部:自由視聴 15:00~17:00
第三部:懇親会 17:00~

〔概要〕

国産最新AVプリアンプの比較視聴を行います。動画はHDMI、音声は7.1chのバランス出力を比較します。ソースはBlu-rayおよびDVD。繋ぎ換え順次比較の他、16入力8出力のスイッチャーを利用したブラインド瞬時AB比較も企画しています。またネットワーク経由でフルハイビジョン動画の再生を試みます。ステレオ音声はPC上のファイルからの光、同軸、バランス入力でダイレクト及び同一サラウンドモードを比較する予定です。他の機材は現有システムで固定します。約2時間のプレゼンテーションを予定しています。

自由視聴は各持参のディスク再生、また休憩をはさみ懇親会を行います。手料理を用意します。様々な領域で活躍中の楽しいメンバーが集まります。時間の許す限りお気軽にどうぞ。

2. 国産AVプリアンプ比較試聴会レポート 2008/8/3
---Marantz AV8003---
上の写真はMarantzの新型プリアンプAV8003の試聴会風景です。顔はプライバシー保護のため加工してあります。女性2名を含む計10名での試聴でした。参加された皆さんお疲れ様でした。またみやげ物など気を使って頂いてありがとうございました。満足して頂いたかどうか気になるところですが、最善の準備をしたつもりです。また機会があれば気軽にお立ち寄りください。ご希望があれば可能な限り指定機器のセットアップをいたします。シアター論議で大いに盛り上がりましょう。

さて本題です。当初の企画ではDENONとMarantzの比較試聴でしたが、時間の関係上、Marantzのデモンストレーションのみ行いました。厳密な比較はできなかったものの、AV8003を様々なジャンルのディスクで試聴できました。対になるパワーアンプMM8003は結線せずにデモだけ行いました。

AV8003の感想:

これはよいアンプです。一言で言えばアキュレート。高域から低域までスッキリとそして正確に音を刻みます。対するDENONは芳醇です。中域から低域にかけて豊かな音質です。AVプリアンプは長年Accuphese VX-700を使い, 最近になってONKYO Integra DTC9.8, DENON AVP-A1HDと換えていますが、AV8003はAccupheseに近い音質です。PCでのソフトウエアデコードにも似ています。業務用機器の中のAD/DAコンバーターでいえば、MarantzはLynxに、DENONはApogeeに似ています。かつて所有していた民生用オーディオアンプだと、夫々MARK LEVINSONとMcIntosh(絶対的な音質ではなくキャラクターです)。Marantzはモニター的でディスクの音質評価などには適しています。低域の力感やサラウンドの包囲感はDENONが一枚上手かもしれません。

MarantzはLAN経由で音声ばかりではなくHD映像も読み込むことができます。これは他の機種にはない大きな特徴です。レコーダーから送られてくる映像はとても精細で、オンエアーと区別がつかないくらいです。動作も安定しています。但し音声はステレオに限られます。また対応レコーダーも限られます。

約2時間の試聴でしたが、個人的にはMarantzの特徴は表現できたのではないかと思います。コストパフォーマンスに優れたミドルクラスのプリアンプです。ワンランク上の音質です。黒は好みが分かれますが、デザインも高級感がありスッキリとしています。

追記:それにしても奇妙です。DENONとMarantzは兄弟会社のはずです。持ち株会社D&Mホールディングスはマッキントッシュやボストンアコースティックスも持っています。住み分けができているのかなぁ?

上左:Marantz AV8003;洗練されたデザイン。セレクタとボリューム以外のノブがなくスッキリしています。黒しかないのが残念。
上右:Marantz MM8003;対になるパワーアンプ。
左:DENON AVP-A1HD;現在所有しているAVプリアンプ。Marantzに比べると一回り大きく重い。
下:2台並べた様子。試聴はバランス出力をつなぎ換えて行いました。DENONはサブウーファー出力が3つ、サイド出力が左右夫々A,Bと計4つあります。対してMarantzはサブウーファー1つ、サイドは2つです。
Marantzのネットワーク機能を利用して再生されたHD動画。安定した動作でとても綺麗でした。
(200-inch:4.7x2.7m, CANON EOS20Dにて撮影)
3.電源試聴 --RGPC (Richard Gray's Power Company) 400pro--
ディーラー記載を引用
「パラレル・パワーデリバリー・エンハンサー。チョークコイルをAC電源と並列(パラレル)に接続する、パラレル・チョーク回路という画期的な回路を搭載した製品です。使用することで電源供給能力が改善され、ノイズが劇的に低減されます。オーディオでは、サウンドステージの見晴らしがよくなり、ビジュアルでは細やかでコントラストに優れた映像になります。」

上記AVプリアンプ比較視聴と平行して、電源のニューカマーRGPC製品のデモンストレーションを行います。CSEの同等品との比較です。


4.Victor DLA-HD750, PIONEER BDP-LX91視聴会 2007/12/21/14:00-17:00


最新のプロジェクターとブルーレイ再生専用機の視聴会を行います。PIONEERはLX80との比較が出来そうです。またHTPC (HDAV1.3のHDMI出力) との比較も企画しています。お暇な方はどうぞ。

DLA-HD750 前評判も上々です。コンシューマーレベルでは最強のプロジェクターのひとつです。

BDP-LX91 HDMIで音声と映像出力を分離できるプレーヤー。現有のLX80との比較です。動作が安定しているか、動作速度はどうかなど基本的性能が注目です。映像と音声の品質も期待できそうです。

HTPCもようやくロスレス音声のビットストリーム出力が可能になりました。品質もあなどれません。LX80との比較は既にレポートしています。LX91と勝負できるまで設定を煮詰められるか......興味は尽きません。
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